2017年08月23日
【練馬ガーデン】ケアアドバイザーが直接ホームへ訪問し行う「ラウンド研修」本日の会場は介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム練馬ガーデンです。
2017年8月18日(金)16:15より、石川(り)ケアアドバイザーによるラウンド研修のスタートです。
本日の研修資料です。ICF の思考過程・自立に向けた食事・排泄の介護に関する研修で実践にすぐに活かせる内容です。
16:15~の研修にはケアスタッフ3名、サービススタッフ1名、計4名のスタッフが参加しました。
参加人数や参加される人(例えばサービススタッフさんが多い日や少ない日、経験が豊富なスタッフが集まる日)によって研修の進め方を工夫します。今日は少人数だったので同じ机に座りまずはスタートです。「良くする介護」の視点でご入居者を支援しようとするとき、考え方の基礎となるICF。まずICFを理解することから始まります。この研修で良く出てくる「活動」と「参加」というキーワードを中心に研修は進んでいきます。
「食事にはどのような意味があるか」「食事が苦痛になるのはどんな時か」など、個人で考えたり、グループで考えたりします。出た意見をまとめて発表したり、研修は全員参加型で進められていきます。「なるほど」「そうだよね」「確かにそれありますね!」などを共感する意見も多く、同じ意見だった!ということがスタッフ同士の絆にもつながっていきます。また食事を楽しめるものと位置付けることの大切さを改めて実感し、実践に活かしたい!という感想もでました。
ある日突然、自分が失禁をしてしまうようになったらどう感じますか?
「ショックです」「仕事に来たくなくなるかも」「まずパットを買いに行きます」自分のことに置き換えた途端、スタッフはどんよりしてしまいました…。ただ今回の研修で伝えたかったことは、高齢者だから失禁は仕方ないという考え方ではなく、自分の意志とは関係なく尿が漏れ出てしまう=失禁。そのことを認識した上で介助を必要とする方の気持ちに寄り添い、自尊心に配慮した支援をすることの大切さを学びました。
研修の感想を教えてください!
頭では分かっているけど、実際に考えて周りのスタッフに伝えるとなるとうまく言葉にできない、うまく説明することができない、ということがよくありますが、今日の研修を通して、言語化することが出来て良かった。
体の仕組みを医学的に知るだけでなく、ご入居者の感情を乗せるでき、明日から活かせる研修だった。その方らしい生活を維持できるように支援することの大切さやチームワークの大切さを実感することができました。
尿失禁に関して、日頃のケアの場合は、「何のパットにする」という会話を当たり前のようにしてしまっていたけど、今日の研修で治せることもある!ということが分かり、とても勉強になりました。実践してみます。