2021年11月17日
【カフェテリア研修】自ら学びたいスタッフのために、1時間という凝縮した時間での研修を行いました。
2021年10月29日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)と各事業所をZoomでつなぎ、「カフェテリア研修」を行いました。
ポイントをおさえ、短時間で学びたいポイントを習得することができます。
今回の研修のテーマは、「介護技術の基本」です。
介護現場だけでなく、日々の生活や育児等にも活用できる「介護技術の基本-移動移乗-編」を1時間に凝縮した研修となります。
「ボディメカニクス」とは、人間(ボディ)の体の動きに力学(メカニクス)の原理を応用して、より小さな力でより安全に介助を行う技術のことです。
実は、「ボディメカニクス」は日常生活の場面で自然と実践されていることが多いです。そのような日常の場面も交えながらの内容となりました。
「人の自然な動きを知る、実践する。」
【ボディメカニクスのポイント】
①支持基底面積を広くとる
②重心を低くする
③対象を小さくまとめる
④対象に近づく
⑤足先を動作の方向に向ける
⑥大きな筋群を使う
⑦水平に移動する
⑧テコの原理を活用する
実技パートでより深く学びます。
その場で、講師が福祉用具を使いながら実技の手本を見せました。
ご利用者・ご入居者やスタッフの状態に合わせて、福祉用具を活用することも大切です。
研修参加者の声
◼️介護についての知識が全くない私にとって、動画を交えての説明はとてもわかりやすかったです。動画を観ながら、実践してみたくなりました。
◼️初めてグローブを知りました。使ってみたいです。
◼️基本のボディメカニクスや自然な身体の動きを理解して、当たり前に行えるようになると、双方の負担がなくなるのと同時に介護が更に楽しくなると思いました。最近は介護の機会がなくなってしまっているので忘れてしまった技術もあり、再獲得できたのと同時に新たな学びも得て、楽しく参加できました。
研修担当者の声
「ボディメカニクス」は、実は日常生活の場面で実践されていることが多いです。例えば、電車の揺れ防止対策で、足幅を広げて足先を進行方向に向けて重心を下げていること。お米の袋を持ち上げる際に重心を下げて、大きな筋肉でお米袋を自分に近づけてもちあげていること等です。このような実生活での例を挙げながら、参加者に「わかりやすい」をキーワードに進めました。
現場目線では、転倒時のご利用者・ご入居者の身体の起こし方や入浴介助に関連する事を取り上げながら紹介しました。
ご利用者・ご入居者の身体状況には個人差があり、スタッフの体格にも個人差があります。またスタッフの悩みの一つとして腰痛があり、その悩みの手助けとなるのが、福祉用具を活用することです。今回はベーシックなスライディングシートの使い方を紹介しました。
是非今回の研修をきっかけに活用いただき、末永くアズパートナーズの現場で活躍していただきたいです。