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2018年05月26日

#研修

【事故・安全委員会の開催】応急手当を身につけることを目的とし、消防署の方を招いて「普通救命講習」を実施しました。

2018年5月18日(金)の有楽町にある本社にて「事故・安全委員会」が行われました。介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムでは、マナー向上委員会・レクリエーション委員会・感染症対策委員会、そして今回行われた事故・安全委員会があります。事故・安全委員会では、委員会活動を通してホームにおけるご入居者の生活の安全性を高めるとともに、身体拘束や虐待の予防にも繋げることを目的としています。各ホームの代表者が定期的に本社に集まり、取り組みの報告、他のホームの良い取り組みの持ち帰り、困っている時は意見を出し合って解決策出し持ち帰ることが主内容となります。

現場スタッフからの声を活かし、普通救命講習を実施!

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丸の内消防署より講師の方にお越し頂き、講習が行われました。こちらの講習ですが「緊急時の対応が不安!」という声が現場より上がり、実施することになりました。全社では初の試みとなります。当日は11名が参加。講習テキストを使ってまずは応急手当の重要性(まずは命を救う救命が優先、その次に悪化を防止、苦痛を軽減する)必要性(救急車は平均で8分掛かるので到着までに何をすることが大切か)を学びました。

救命処置を体験「状況確認、周囲への助け、呼吸の確認、胸骨圧迫」

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倒れている人を発見したらまず周囲の安全確認を行い、反応の確認を行います。両肩を軽く叩きながら呼びかけるのがポイントです。呼びかけもいきなり大声ではなく、徐々に大きくしていきましょう。

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反応しない、分からない場合は最悪な事態を想定し、大声で周囲に助けを求めます。周囲の方にお願いをする場合は「あなた」とその人を指さしてお願いしましょう。

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呼吸を確認し、呼吸の確認ができない、分からない場合は直ちに心肺蘇生とAEDの使用を開始しましょう。まずは胸骨圧迫をする際の手の置き場所、回数、リズムを学びます。

胸骨圧迫の位置を確認し、十分な強さと、速さで絶え間なく胸骨を圧迫することが最も大切と言われています。講習では講師の方が持って来て下さったメトロノームに合わせ30回の圧迫を5セット行いました。圧迫の強さは胸が5cm沈むまでしっかり圧迫することがポイントです。速さ、強さに驚いたスタッフもいました。

心肺蘇生とは、胸骨圧迫と人工呼吸を組み合わせたものをいいます。

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人工呼吸は現在、必須ではありませんが、特に対象者が子供の場合は、人工呼吸をした方が救命率は高まると言われています。勇気を持って行うことが重要です。正常な呼吸数は成人で16~19回/分、乳児で20~30/分、新生児で40~50回/分と言われています。

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人工呼吸をしたら気道確保も行いましょう。頭部後屈あご先挙上法(一方の手の人差し指と中指の2指であご先に当て、もう片方の手を額に当て、あご先を持ち上げながら、額を後方に押し上げ、頭を反らして気道を確保する方法です。

AED(自動体外式除細動器)を理解し、実際に使ってみました。

バイスタンダー(発見者など現場に居合わせた人)がAEDを使用した場合、搬送された271人のうち、心拍再開率57.9%(平成26年)というデータが出ている通り、使い方が分からないから使わないのではなく、AEDは電源を入れ、音声に従えば使うことが可能な機器であるということを知っておく必要性を学びました。

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電極パッドは服の上からではなく、肌に直接貼ります。また貼る位置も重要となるため、位置も学びました。除細動(電気ショック)を行う場合は、誰も傷病者に触れていないことを確認し、ボタンを押します。AEDの電流は1700~2000Vあると言われています。

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これはモノレールを動かせるほどの強いパワーです。パッドは外さず、AEDの電源は切らないようにしましょう。この外す、切ると処理を行うのは救急隊かお医者さんとなります。また自分が働く場所のどこにAEDが設置されているか確認しましょう。

気道異物除去を学ぶ

気道に食べ物や嘔吐物などの異物が詰まると窒息し、放置すれば死に至るまでです。迅速に気道異物除去を行いましょう。背部叩打法、腹部突き上げ法(立位の場合、座位の場合)
また65歳以上の「窒息・誤飲」したもの(平成26年中・東京消防庁管内)1位が「おかゆ類」でした。おかゆは粘着力があるので、飲みものを一緒に飲みながら食べると良いということも学びました。また入れ歯や薬剤類などを詰まらせたことによる救急搬送もあるため、気を付けるポイントを学びました。

普通救命講習を受けて

▶普通救命講習で学んだことをホームで共有し、迅速な対応ができるようにしたい。
▶仕事柄、救命を自分が行わなければならない場面に遭遇する可能は高いと思うので、よく復習し、当然の技術として身に付けるようにしたい。
▶本当に役に立つ研修だった。自分の取る行動が正しいのか不安な部分もあったので、講習が勉強になり、万が一の時は勇気を出して実践したと思った。

普通救命講習(心肺蘇生やAED、異物除去、止血法などを学ぶ)を受けた11名は救命技能認定証が後日交付されます。事故・安全委員会では引き続き、現場の声を聞きながら、実践に活かせる講習なども行っていく予定です。

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