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2021年04月27日

#研修

【新卒スタッフ研修】老年期の特徴や、お薬の重要性について学びました。

2021年4月16日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ(東京都千代田区)に入社した新卒スタッフへのZoom研修が行われました。

老年期の特徴を知る。まずは、自分が考える「高齢者」についてのイメージを言葉にしてもらいました。

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皆さんどんなイメージを持っていたのでしょうか。自分のご家族に高齢者の方がいればイメージしやすいかもしれませんが、核家族が増えている現代で、同居して近い存在ということも珍しくなってきました。
高齢者の身体的な特徴や、低下していく機能に関しても当たり前の考え方として理解することが難しくなってきています。身体機能の低下についても、根拠を理解し「なぜか?」というなぜなぜ分析をしながら向き合う癖をつける必要があります。そのため、老年期の特徴についてのなぜなぜ分析を一緒に行いました。

高齢者の身体的な特徴は、「老化」によって生理機能の低下が生じることです。

身体の器官を構成している「細胞」にも老化は起こり、細胞和の減少や細胞の働きが低下することによって臓器の機能低下もみられるようになります。

例:循環器の低下
血管の硬化・血管内径の縮小により血流が流れにくくなる➤血圧が上昇➤心臓の弁膜が肥厚・硬化・石灰化を引き起こす➤動機・息切れ・胸痛などが起きやすくなる➤不整脈の発生頻度が増加➤慢性心疾患増加➤心臓への負担をかける動作ができなくなる。

といった流れで身体的な機能低下に関して根拠を説明できます。

老年期の方と向き合う際に、今目の前に起きている現象の根拠を知ろうとするか・しないかで、提供できるケアの質に大きな差がうまれると思います。
少なからず「なぜだろう?」に気付けたら「ラッキー」と思ってほしいですね。 
クエスチョン?を調べて学び、理解することでアズパートナーズが取り組んでいる「エビデンス・ベースド・ケア(科学的根拠に基づくケア)」に近づけるのではないでしょうか。

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人間は、なぜだろう?➤分かった!になった瞬間が一番脳の海馬に記憶として刻まれます。

多くの「なぜだろう?」に出会って「分かった!」を獲得していってほしいと期待しています。

そして老年期の特徴のまとめとして「できない」を見つけるプロではなく、「できる」を見つけ出せる・作り出せるプロになりませんか?
 
私たちは、多くの高齢者を見た時に「~ができない」「困っている人」と認識してしまいがちです。
でも、「こうしたらできる」と考え、工夫をしながら支えるポイントを吟味して、できることを広げてくれるケアスタッフがいてくれたらもっと「できること」が増えるのではないでしょうか。

緊急時の対応について学びました。

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アズハイムには、急変時・症例別フローチャートがあります。今回は、現場で多く発生する「事故」について解説しました。
新卒スタッフの皆さんは、現場で事故が起きたらどうしようと不安になることもあるかもしれません。フローチャートをベースに急変時でも対応できるようにシュミレーションを何度も何度も行いながら、実際に先輩と一緒に行うことで少しずつ対応ができるようになっていきます。 
急変時・症例別フローチャートは、あくまでも参考資料の一つとして使用しながら、実際の流れについてシュミレーションを行いましょう。

薬の重要性 ~共有認識で大切な考え方~

お薬は、個人の所有物であり大切に扱う必要があります。ということは、ケアスタッフとして「落とさないように服薬介助」を行う技術が必要になります。
気を抜いていると本当に落とすこともあります。落としていい薬は一つもありませんので慎重に扱います。

今回は、現場でよく出会うお薬の形状について解説を行いました。
経口与薬として「錠剤・顆粒・粉砕・液体」その他の薬剤については、貼付剤・塗布薬・点眼薬・点鼻薬・点耳薬など様々なお薬があります。細分化していくとさらに軟膏、スプレー、クリームタイプ、泡タイプ、注入するものなど本当に様々です。一つ一つ覚えていきましょう。その方に合わせたお薬が処方されますので、用法・用量・使用方法を確認しながら個別に対応します。初めて見るお薬に関しては、分からないことがあれば看護スタッフに確認します。

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服薬介助の実際の様子を見てみました。

スタッフに協力してもらい、いつもの日常を動画撮影しました。
服薬介助時のW(ダブル)チェック・ご入居者への声のかけ方・お名前確認からの服薬時の飲み込み確認など、動画で確認することで分かりやすかったようです。
アズハイムには服薬介助時の介助方法のマニュアルがあるので、参考にして確かな介助方法を身につけてほしいです。

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服薬前のダブルチェックの様子です。

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服薬時の様子です。ご入居者と同じ目線で行います。

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服薬後の様子です。最終確認を行います。

研修参加者の声

◼️高齢者の特徴を十分に理解することが大切であると改めて学びました。特に身体的特徴を理解していないと、私達が原因で怪我をさせてしまうことに繋がってしまうと感じました。薬の誤薬はとても危険な事故なので、声出し確認・ダブルチェックは必ず行うこと、お薬の形状によっては飲み込んだつもりでも義歯にくっついてしまうこともあるので、水分をしっかり飲んでもらうことを意識して、一回一回集中して対応していきたいと学びました。

◼️高齢者の特徴について、若者と違って身体の様々な機能が低下してしまうことを知り、イメージしただけでも苦しそうだなと思いました。新人のうちはたくさんのことに気付けるように積極的に行動し、気付いた「?」をそのままにせず、先輩や看護スタッフさんに聞きながら学び・成長していきたいと思いました。そして、これからアズパートナーズで「できない」を見つけるプロではなく、「できる」を見つけ出せる・作り出せるプロになれるように頑張りたいと思いました。

研修担当者の声

研修最後には、アズハイム所属看護スタッフを代表して、新卒スタッフの皆さんへメッセージを送らせていただきました。
アズパートナーズのデイ・ショート・ホームには多くの医療従事者の仲間がいます。ご利用者・ご入居者だけではなく、自分のことでも体調不良や困ったことがあれば近くにいる看護スタッフに声をかけてくださいね。私たちは対人援助者でありつつ、人の命を扱う仕事なので時には悲しいことや辛いこともありますが、見てくださいこの笑顔(看護スタッフ達の笑顔写真)。きっと悲しいこと以上の楽しさや喜びが現場にあるんだと思います。
皆さんがアズハイムのユニホームを着て、笑顔で働いている姿を期待しています。

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