見学・資料請求Click

オンライン見学も実施中!

ブログ

2021年04月16日

#研修

【新卒入社スタッフ研修】研修初日は「感染症に関する基礎理解」を学びました。

2021年4月2日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ(東京都千代田区)に入社した新卒スタッフを対象とした、Zoomも用いた研修を行いました。
研修参加者は113名と大規模でしたが、オンライン研修という事もあり、スムーズに行う事ができました。

ご入居者・ご利用者に感染が生じないようにすること、 手袋やガウンの着用により自分自身も感染しないことが大切です。

感染とは、病気のもとになる細菌やウイルスが人の身体の中に入り込み、そこで増え続けることをいいます。そして、そ のために引き起こされた病気を感染症といいます。

{$block_img_1_alt}

介護サービスの利用者の多くは高齢者です。高齢者の病気の特徴として、①症状が出にくく発症が遅れること、 ②症状の程度と重篤度が必ずしも一致しないこと、などが挙げられます。また、典型的な症状を呈さず、③同じ疾患でも人によって発現する症状が異なる、という場合もあります。さらに、介護を必要とする高齢者は体力や免疫力が低下しているために、④感染症にかかりやすい状態にあるため、細心の注意を払って感染予防に努めることが必要です。

{$block_img_1_alt}

感染を予防するためには、
①「感染源」原因となる細菌やウイルスの排除
②「感染経路」感染経路の遮断
③「生体の防御機構」個人の抵抗力の増強を意識する
これらのことが大切です。
集団の場所では特に、感染予防の基本となる手洗いや換気などを徹底します。

日頃から感染対策を意識した介護の実践が重要です。

感染症の早期発見を行うことは、感染症が発生した時の早めの対応につながり、被害を最小限に抑えることができます。ご入居者・ご利用者への尊厳あるケアを行うことも、万が一感染症に罹患しても重症化を回避できる可能性を高め、また感染症の拡大を予防することにもつながります。

感染対策の基本は以下の5項目にまとめられます。高齢者は抵抗力・免疫力が低下しており感染しやすい状態にあり、感染症を発症すると拡大しやすいということを念頭におきましょう。

①個々の介護現場における「1ケア1手洗い」の徹底、標準予防策の徹底。
感染の予防方法で最も効果的なのは手洗いです。感染予防のための手洗いの方法を確認し常に実践します。
標準予防策(スタンダード・プリコーション)とは。
「すべての患者(ご入居者・ご利用者)の血液、体液(汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、患者や医療従事者による感染を予防するための予防策のことです。感染症の有無を問わず、すべてのご入居者・ご利用者を対象に実施します。

{$block_img_1_alt}

②個々のご入居者・ご利用者の既往歴・現病歴・内服薬の把握。
③個々のご入居者・ご利用者の栄養状態の把握、日頃の食事摂取状況や体重の把握。
④感染症の早期発見・早期対応。
日常的な介護の場面でご入居者・ご利用者の「いつもと違う」に気づく視点が大切です。
⑤介護者自身の健康管理。
介護職が自分自身の健康管理をしっかり行うことは、専門職としての基本であり、自分が感染症発症やまん延の原因となってしまうことを防ぎます。

{$block_img_1_alt}

新型コロナウイルスに関する知識も学びました。

{$block_img_1_alt}

新型コロナウイルス感染症とは、コロナウイルスによる感染症のうち、令和2年1月に中華人民共和国から世界保健機関(WHO)に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたウイルスによる感染症です。
発熱やのどの痛み、咳が長引くこと(1週間前後)が多く、強いだるさ(倦怠感:けんたいかん)を訴える人が多いことが特徴です。

{$block_img_1_alt}

約8割は軽症で自然治癒しますが、2割は1週間以降に急速に悪化して重症化し、約5%は人工呼吸器や体外循環(ECMO)などの集中治療を要する状態となり、死亡する事例もあります。また、無症状の方も含め、感染すると重症度に関わらず半数以上の方が「肺炎」を発症します。
すなわち新型コロナウイルス感染症は、新型コロナウイルス肺炎と言ってもよい疾患で、インフルエンザより重い病であることを正しく認識して、冷静に対応する必要があります。

感染症発生時の対応に関して。

①発生状況の把握
速やかに所属先の責任者に報告し、症状がある方の状況やそれぞれの対応を記録しておきます。
②感染拡大の防止
被害を最小限にとどめることが必要です。
③医療処置
④行政への報告
⑤関係機関との連携
医療関係者、本社および保健所などに報告・対応方法を相談し、指示を仰ぐなど密接な連携が必要です。職員への周知やご家族への情報提供なども重要です。

{$block_img_1_alt}

研修参加者の声

◼️自分らしく過ごして頂くためには、感染症予防は必須であることを学びました。

◼️ご入居者・ご利用者の「いつもと違う」に気が付けるようにしたいです。

◼️自分自身の健康管理においても社会人としての自覚を持ち行動したいです。

◼️手洗いが重要であることを再認識した為、汚れが残りやすいところを重点的に実施したいです。

{$block_img_1_alt}

研修担当者の声

新型コロナウィルスの流行に伴い、感染症対策の理解は多くの方が把握をして実践されていると思いますが、新卒スタッフ研修初日では、感染症や対策について学びました。
これから事業所に出勤した際に具体的に予防策の実践ができること、自分自身の健康管理の意識を高めてほしいという狙いです。
今回はオンライン研修でもあったため、実際の予防策をテキスト口頭だけではなく、動画でも学びました。イメージが掴みやすいと思ってもらえていたら、嬉しいですね。
ご入居者・ご利用者の望む暮らしをサポートするためにも体が資本となります。自分に置き換えても同様ですので、予防策を徹底し、明るく・元気に仕事と向き合ってもらいたいですね。
そして、ご入居者・ご利用者の笑顔を引き出してください。

新着記事