2020年06月29日
【専門職アドバイザーミーティング】サービス全体を見渡す姿勢や立場を持ち続けるために、職種間ミーティングを行いました。
2020年6月11日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)にて、専門職アドバイザーミーティングが行われました。
今回集まった各専門職のアドバイザー
◾️上席ケアアドバイザー
◾️介護支援専門員(ケアマネージャー)アドバイザー
◾️看護アドバイザー
◾️機能訓練指導員アドバイザー
◾️教育研修チーム
1月に行われた同ミーティングでは、各種専門職アドバイザー3名、GM、サービス企画G長、IT推進チームより1名の、計6名が参加しました。
前回の専門職アドバイザーミーティングの様子はこちら
テーマは、「自分の職種、担当の柱の視座にとどまらず、サービス全体を見渡す視座をもつ」。
このテーマをもとに、5本の柱(医療、認知症ケア、リハビリテーション、アクティビティ、地域)について、各アドバイザーが今取り組んでいることをそれぞれ共有しました。
多職種連携は、アドバイザーも同様に大切にしている視点です。専門性が違うため、取り組みは異なりますが、より良い生活の実現に向けて大きな輪となり力を合わせて行っています。
介護支援専門員(ケアマネージャー)アドバイザーA(写真左)より。
5本の柱のアクティビティでは今期より、ご入居者の望む暮らしを実現する新たな取り組みとして「望む暮らしカンファレンス」が始まりました。
「望む暮らしカンファレンスとは?」
サービス担当者会議とは別に、居室担当のケアスタッフ、看護師、機能訓練指導員、介護支援専門員、ホーム長が参画し、専門職それぞれの視点で捉えた「ご入居者の望む暮らし」について認識合わせをする会議のことです。
専門職がそれぞれ会議で認識を再確認した後は、最終的にケアマネージャーがご入居者としっかりと会話をして、望む暮らしの実現に向けて具体的で質の高いケアプランの作成を目指していきます。
他の取り組みとしても、ケアマネージャーに向けての勉強会や、個別OJTなども実施しながら、合わせて質の向上に努めています。
毎月行われている専門職ミーティングでは、今期方針に掲げている取り組みについての進捗報告と、改善が必要な事項に関しても意見交換をしながら、行動化へ繋げています。この行動化については、多職種連携が欠かせません。
そのため、各アドバイザー同士お互いを尊重しながらも率直な意見交換を心がけています。専門性を持ったそれぞれの視点から熱い意見が交わされ刺激を受けながら、ご入居者の「望む暮らしの実現」とは、を追求しています。
教育研修チームのB(写真右)より。
今期の研修時の新しい取り組みの一つとして、「居室担当ケースワークシート」があります。
ケアスタッフは4、5人の居室担当を担っておりますが、1カ月かけてシートを記入または入力を行っていきます。そして翌月の研修時に、「ご入居者が望む暮らしは何か?」また、「望む暮らしを阻害していることは何だろうか?」「自分たちの関わり方に対しての気づき」等を他スタッフへ共有していけるようにしていきます。
更に、研修内で他のスタッフ(介護職以外の専門職含む)から得た気づきをすべて統合して、情報を追記していきます。
「居室担当のご入居者を多角的に捉えながら日々関わっていくためには、ケアの質をあげる。」これが、「居室担当ケースワークシート」を取り入れた一番の狙いです。
このシートを活用しながら、望む暮らしカンファレンスやサービス担当者会議に、介護職として誇りをもちながら参加してほしいと思っています。
年度末に行われる第2回事例研究発表会が今期の研修の取り組みの集大成とも考えられるので、研修担当として関わっていきます。