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2020年02月25日

#研修

【認知症ケア委員会】各ホームの取り組み共有やミニテスト、事例検討を行いました。

2020年2月18日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)にて、認知症ケア委員会が開かれました。
委員会の活動目的は、
「認知症ケアについてスタッフ自ら主体的に学び、実践する機会を創出する。」
「認知症ケアにおいて不可欠である、ご入居者ご本人の世界観を想像・受容する感性を育む。」
ことです。
つまり、「認知症の方の見ている世界を理解する」ことが必要です。

委員会活動(ホームでの活動)を報告し合いました。

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各ホームでこの半年間にできたこと、できなかったこと等を報告し合いました。各ホームで作成したツール(認知症ケアに関するカードやポスター)を披露してくれたホームもありました。

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お互いの活動に興味津々で会話が盛り上がり、良い取り組みは自ホームに持ち帰ろうという姿勢も見られ、お互いにアドバイスし合うシーンもありました。

4大認知症についての復習テストを行いました。

ミニテスト形式で、委員長としてどのくらい認知症について理解しているかを確認しました。
その後、ミニ講義を行い、知識についての再確認を行いました。

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【4大認知症とは?】

①アルツハイマー型認知症
脳に異常なタンパク質がたまり、脳の神経細胞が変性・死滅して脳が萎縮する。

②脳血管性認知症
脳血管障害(脳梗塞・脳出血・脳卒中)によって、脳の一部が壊死する。

③レビー小体型認知症
レビー小体という特殊なタンパク質が脳の神経細胞にたまり、死滅する。

④前頭側頭型認知症
神経細胞内にピック球の蓄積などが起こり、前頭葉と側頭葉が萎縮する。

認知症の【中核症状】を知る。

・記憶障害
新しいことを覚えられない、以前のことを思い出せない。

・失語
物の名前が出てこない。

・失行
服の着方や道具の使い方がわからない。

・失認
品物を見ても何だかわからない。

・実行機能障害
段取りや計画が立てられない。

・見当識障害
症状悪化に伴い、「時間」「場所」「人物」の順に失われていく。

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事例検討を行いました。

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「みえ子さん」のケースについて、4つのグループに分かれて議論しました。

「ご本人」は何を感じているんだろう?
「ご本人」は何に困っているんだろう?

「ご本人」に焦点を当てるために「ひもときシート」に記入し、議論しました。ホームに帰って同じようにご入居者について検討できるように、ノウハウを学びました。

研修参加者の声

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■委員以外の介護スタッフへの連携ができていないので、少しずつ広めていきたいです。委員の中では、引き続き認知症の方の行動・態度の観察をしていきます。
■認知症ケアとレクとの結びつきを意識してレク委員と連携していきたいです。委員メンバー一人一人の意識、内容の共有を第一目標としていきます。
■ケアスタッフだけでなく、携わるスタッフ全てが少しずつでも確実に理解して、現場で活かせる知識として取り入れられるようにしたいです。そのためにも、まずは委員会内で話し合い、学び、すぐ行動にうつしたいです。

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■一年目は、どのように進めていいのか迷いながら行いましたが、他ホームの話を聞いて、認知症新聞を作ったりアロマの時間を作るのも良いなと思いました。一年目は独自で行ってきた部分が多いので、二年目はメンバーと共に何か形に残せたらと思います。
■認知症の方について改めて考えてもらうと同時に、実際のケアにまで落とし込めるような事例検討をしていきたいです。
■他ホームでのアンケートのグラフ化に力を入れていきたいと感じました。再度スタッフへの認識を持ってもらえるように工夫して活動をしていきたいです。

研修担当者の声

■事例の進み具合が早く、「さすが委員長」と思える時間でした。各ホーム真剣に委員として取り組んでいるのを知り嬉しい反面、その頑張りを確実にホームで活かしていきたいと思いました。「その人を知る」が今回の委員会の時間で確認でき、各ホームで実践できることを期待しています。
■委員会を開催するにあたって「現在地」を実感してもらいたいと思い、テストや事例検討を提案しました。それぞれの委員長がホームにおいて、「伝え手」となる際に自分自身を知ることが「伝え手」として効果を生み出すと考えながら行いました。テストや事例検討を行う上で重視して欲しかったことは、「気づき」です。フリーワードの記述式だったので苦労した方もいらっしゃったようですが、答案を見るとそれぞれの特徴がよく出ているなと感じました。
■認知症の理解を深めて欲しいと、この研修を準備しました。委員にうまく伝えられたか不安でしたが、思いの外よく勉強して来られていたので、今後も期待できます。
■今回の研修開催にあたり事前に打ち合わせをすることにより、スタッフに何を求めていけばいいのかがわかりやすく、ファシリテーターとして安心して参加できました。

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