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アズハイム千葉幕張

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アズハイム千葉幕張

2020年02月16日

#研修

【AH千葉幕張】ラウンド研修レベル2「虐待防止、身体拘束禁止、尿路感染症の理解と予防」が行われました。

2020年1月24日、千葉県千葉市花見川区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム千葉幕張では、ラウンド研修レベル2「虐待防止、身体拘束禁止、尿路感染症の理解と予防」が行われました。研修の参加者は3名です。
身体拘束や虐待について、改めて向き合う時間をもつことができました。

虐待防止に関して、今一度確認します。

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ホームでは、ご入居者ご本人や他のご入居者等の生命や身体を保護するために「緊急やむを得ない」 場合を除いて、身体拘束その他の行動制限は原則禁止されています。
しかしながら、要介護施設従事者等による高齢者虐待と思われる行為には、心理的虐待が多いという特徴もあります。事実確認や判断の難しさから、通報に至るのは身体的虐待が多くなりますが、実態としては身体的虐待よりも多いと思われます。

明確に「虐待である」と判断できる行為の周辺には、判断に迷うグレーゾーンが存在します。
虐待であるとは言い切れないが、「不適切」だと思われるケアがあり、これらには明確な線引きができず、不適切なケアを底辺とする連続した概念であるといえます。
だからこそ、ささいな「不適切なケア」の段階で発見し、放置せずに対応・改善することで「虐待の芽」を摘み取ることが求められます。

高齢者虐待・不適切なケアの背景と対策。

統計的に、高齢者虐待と思われる行為を行った職員には、特徴的な個人的特性があるとは言えません。年齢、性 別、職種は様々であり、個人的な特性以上に、組織的な問題に関わる職務上の背景要因があると考えられます。

起こった事実に対して、
(1)背景となる要因を分析し
(2)改善に向けて組織的に取り組み
(3)そこにスタッフ一人ひとりが役割を果たす意識と責任感・倫理観を持つ
これがとても大切なことです。
防止策として、
■組織運営の健全化
■負担やストレス・組織風土の改善
■チームアプローチの充実
■倫理観とコンプライアンスを高める教育の実施
という観点において、細かく定めています。

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アズパートナーズでは、身体拘束を事故防止対策として安易に正当化しません。

ご入居者の立場になって、その人権を保障しつつケアを行うという基本姿勢の下で、介護を必要とするご入居者の自立支援に向けたサービスの提供を行うことを目指しています。
《身体拘束のないケアのための三つの原則》
(1)身体拘束を誘発する原因の除去。
(2)五つの基本ケアの徹底。
(3)身体拘束の廃止を契機とした「質の高いケア」の実現。

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《身体拘束の廃止に向けた五つの方針》
(1)トップが決断しホームが一丸となった取り組み。
(2)十分に議論し問題意識を共有。
(3)目指すものは、身体拘束を必要としない状態の実現。
(4)事故の起きない環境整備と柔軟な応援体制の確保。
(5)代替方法の検討による限定的な対応。

尿路感染症の基礎を理解し、予防を学ぶ。

尿路感染症とは、腎臓、膀胱、尿道、前立腺、精巣、精巣上体などの尿の通り道に起きる感染症です。
一般的に尿路に侵入した細菌は排尿により体外へ排出されますが、加齢により免疫力が低下して感染を引き起こします。

予防として、水分補給を促す、できるだけ座位での排尿を支援する、オムツ交換をまめに行う、陰部洗浄を丁寧に行うことが重要です。
特に、トイレで排泄ができないご入居者にとって、陰部洗浄は陰部の清潔を保持し、におい、かゆみ、ただれ、細菌繁殖、 尿路感染を予防するための非常に大切なケアです。
配慮が不足するとご入居者は緊張感や不快感が高まります。スタッフは、言葉、視線、手技に気を配り、ご入居者のプライバシーや尊厳を守ったケアを提供できるようにすることが大切です。

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研修参加者の声

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■グループワークを行い、自分にはない視点を知ることが出来て参考になった。
■身体拘束ではないけれども、というグレーゾーンについてすぐに回答するのではなく、多角的にとらえて考えていきたいと思った。
■異動したことにより、ご入居者へのお声がけが客観的に捉えられるようになったので良い方向性に導いていきたい。
■尿路感染症の予防については清潔保持以外にもあることを学べたので、今回研修で得たことをケアに有効に使用していきたい。

研修担当者の声

虐待や身体拘束とまでは判断しがたいけれども、良い支援ではないのでは?という段階で早めに対処をしていかないと、あっという間に顕在化した虐待へと成長してしまいます。
また、ご入居者の生活の質ももちろんですが、スタッフ自身の成長にも結び付きません。そして一人で検討しても視野を広げるのは限界がありますので、多職種協同・連携を意識して向き合っていただきたいことお伝えしました。
尿路感染症予防の研修時には、改めて陰部洗浄の重要性の確認と自分たちのかかわりで予防できることがあることを再確認していただきました。
例えば水分量は大きくかかわってきます。色んな理由で水分摂取量が少ない方もいらっしゃいますので、お食事のタイミングだけ摂取していただくとするのではなく、他の時間で少量ずつでも摂取していただくことや、好みの飲み物は何か、活動量はどうなっているのか、ご入居者との会話を増やす等の視点で観察していただきたいです。
ちょっとの手抜きや確認ミスがご入居者の不調へ繋がってしまい辛い思いをされてしまいます。早め早めの対応ができるような支援していただきたいと思います。

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