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2019年12月05日

#研修

【安全委員会】身体拘束の禁止や事故防止対策に関しての研修を行いました。

2019年12月4日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)にて、安全委員会が開催されました。
第一部は身体拘束禁止に関して講義形式で行いました。第二部は事故防止対策に関してのグループワークです。

身体拘束をしないための3つのポイント。

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①身体拘束を誘発する原因を探り、除去する。
②5つの基本的ケア(起きる・食べる・排泄する・清潔にする・活動する)を徹底する。
③身体拘束廃止をきっかけに、「より良いケア」を実現する。

身体拘束は、高齢者のQOL(生活の質)を根本から損なう可能性があります。身体機能の低下や寝たきりに繋がり、さらに、人間としての尊厳も失いかねません。これら3つのポイントを頭に入れ、ケア全体の向上を目指します。

万が一、事故が起きた場合の分析や対策案に関して。

万が一、事故が起きた場合、まずは冷静に原因を分析します、当事者の責任に帰するのではなく、①環境、②ご入居者、③介護職員等の視点を持つことが大切です。多層的アプローチ(「なぜそうなったか」という問い)を繰り返して真の理由まで掘り下げます。

次に、対策案を検討します。ご入居者に合ったシステムを作るという発想で仕組みや設備を見直し、確実に効果のある対策を検討します。

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対策案を検討する際に用いられるのが、「SHELL」というモデルです。

S=software(ソフトウェア、手順書・マニュアル・規則など)
H=hardware(器具・設備・施設など)
E=environment(環境)
L=live ware(人、当事者)
L=live ware(人、当事者以外の人々、スタッフ・家族など)

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グループワークで、分析や対策案の検討を実際に行いました。

今回のグループワークでは、4名のホーム長がファシリテーターをつとめ、実際に起きた事故事例の共有、その際の分析結果の共有、分析に不足はないか・対策は妥当であったか、などをグループ内で議論しました。

研修参加者の声

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他ホームの方からの意見はとても新鮮で、色々な対策案をいただけてとても勉強になりました。ホームのカラーを活かしつつ、他ホームのアイデアを共有できる場をもう少し持てたらと思いました。身体拘束は、少なくなってきたとはいえ、まだ残っている他介護施設があるのも現状なので、ご入居者の気持ちをよく考え対応するという意識を持ったスタッフが増えてくれるといいなと思いました。

他ホームの事故事例を聞き、どのホームも事故の根本の原因は似たようなものであることがわかった。ご入居者の性格やホームの抱える問題によって事故が発生するということもわかった。事故によってはご入居者の今後の人生を大きく変えてしまいかねないので、事故が発生した際、どれだけ軽い怪我に抑えられるかがとても重要なのだと気づいた。

身体拘束に関しては、おさらいのようでした。事故防止に関しては、他ホームの事故事例を、対策も含めてもっと聞きたかったと思った。自分でも発言したが、環境整備はとても大切なことだけど、もっとご入居者とコミュニケーションをとり信頼関係を深めれば、スタッフが介入しやすくなり、事故も減るのではないかと感じた。

身体拘束に関して、安全委員会が一番知っているべきであると思います。転倒防止と考えると、新人スタッフは勘違いしてしまうと思います。次回の委員会では、身体拘束に関して話し合い、スタッフ間で理解できるようにして行きます。グループワークでは、多くを学びました。こちらで抱えている課題は他ホームでも抱えているのだと知ることができました。

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まず、自分に置き換えてみて身体拘束をされると嫌な思いになると気づいた。拘束するのではなく、ご入居者がなぜそのような行動をとるのかを分析する必要性を感じた。見守りのスタッフへの見直しと、むやみに巡回することがご入居者にとって必ずしもプラスになる訳ではないと感じた。

身体拘束について復習を行なった。身体拘束はメリットがなくデメリットばかりなので、ホームでは行わないよう対応していくことが大事である。また、知らないスタッフも多いと思うので、ホームに持ち帰り共有しなければいけないと感じた。事故事例について、どのホームにも似たような内容の事故があるが、色々な考え方があると思った。他ホームの意見も参考にし、ホームでの事故防止につとめていきたい。

研修担当者の声

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■1つの事例に対して、しっかりと話すことができてよかった。

■今回の研修を通して、他ホームの事例について学べたことや、身体拘束がなぜダメなのかを理解してほしい。

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■事前に委員会メンバーと打ち合わせをしたので、予定通りにグループワークを進められた。

■身体拘束は、景色になってしまったら気づくことや改善が難しいので、早めに対策に取り組んでほしい。

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