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2023/11/17お知らせ

第10回日本予防理学療法学会学術大会での発表のお知らせ

『介護付きホームにおける転倒に関するコホート 研究 ~予測因子の関連性と予防戦略の確立を目指して~』

この度、弊社では介護付きホームにおける転倒に関するコホート 研究を当社運営の介護付きホーム「アズハイムシリーズ」の訪問薬局を担っていただいているセントラル薬局グループ(株式会社グリーンエイト)と共同で行い第10回日本予防理学療法学会学術大会にて発表いたしました。

発表内容については以下の通りでございます。

発表者

  1. 株式会社アズパートナーズ シニア事業部 専門職育成セクション

機能訓練部門:小川康弘、看護部門:石川渚

  • セントラル薬局グループ(株式会社グリーンエイト) 運営管理本部 学術研修部

藤山亮太

第10回となる今回の大会は、「学際性」をテーマに理学療法士を中心に約1200名の方々が来場された大規模な学術大会となりました。

今回発表した研究内容は、表題にある通りでございますが、介護付きホームでの生活の中での転倒状況を調査し分析を進めることで、より安心安全に生活活動・参加していただくためのサービスにつなげることを目的とした研究です。

当社の特長であります、Functional Independence Measureの運動項目(以下、FIM)を全入居者に評価している強みを活かし、身体機能のスコアによる転倒リスクの分析を致しました。

また当社ではポリファーマシーの改善に取り組んでおり、セントラル薬局様のご協力のもと、薬剤の数、薬剤分類における転倒リスクの分析を致しました。

研究結果として身体機能ではFIM59点以下、薬剤3剤以上で抗精神薬・ベンゾジアゼピン系薬による因子などが関連して転倒リスクを上げる、という統計的有意な結果を得ることができました。

今後も本研究を活かし、生活リハビリや薬剤の再検討によりお客様の転倒を予防できるよう、現場サービスに活かす科学的介護の実現を目指してまいります。