2022年2月3日、東京都町田市にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム町田では、昔は洋裁の先生をなさっていて可愛い物が大好き!なA様と、ホームやスタッフにも慣れてきて他のご入居者とも積極的に関わりたい!というT様で、一緒にお手玉を作って遊びました☆
「夢を叶えるプロジェクト」は、ご入居者のやりたい事を日々の何気ない会話からお伺いして、スタッフの入念な準備のもと実行するプロジェクトです。
他のご入居者と一緒にお手玉を作りたい!
入居当初より、他のご入居者と一緒に何かをしたいという思いが強く、また、ご家族からも楽しく気分良く過ごしてほしいとのご希望がありました。洋裁の先生をやっていた経験から、「お手玉はどうかしら?作って一緒に遊びたいわ」とお話しいただきました☆
沢山用意した布の中から、使う布をA様に選んでいただくことに。「いっぱいあって迷っちゃうわ」と約10分かけて真剣に選んでいらっしゃいました。チャコペンを引く際には、定規に合わせて真っ直ぐで綺麗な線を引く事ができました☆
今回使用する糸は、A様が昔からお持ちの刺繍糸です。ずっと大事に引き出しにしまわれていました。布と照らし合わせながら、合う色をじっくりと選んでいらっしゃいました♬
針と糸を持ってみましたが、実は手が震えてうまくできませんでした。そこで、周りのご入居者に「やって頂戴」とかわいくお願いしていらっしゃり、その姿が印象的でした。
スプーンを使い小豆を入れる作業はとてもお上手でした!「できたできた!可愛いわ!」と手を叩いて喜んでいらっしゃいました☆
お手玉が完成し、T様と一緒に投げ合いながら「懐かしいわね」と会話も弾んでいました。やりたかった事、お好きな可愛いものを作る事ができて、たくさんの笑顔をみる事ができました!
好きなことを増やして、よりホームでの生活を楽しむために☆
今ではこのような笑顔を見せてくださるT様ですが、入居当初はスタッフと話したり笑顔を見せてくださったり、という事があまりありませんでした。スタッフ全員で考えケアや会話を通してT様と関わっていく中で、笑いかけて下さったり話しかけてくださるようになりました!
風船バレーやボール投げ、塗り絵など、T様のアズハイムでの好きな物を少しずつ見つけていく事ができました。好きなことを増やして他のご入居者とも楽しい時間を過ごすために、今回の「お手玉作り」を行うことになりました♬
まずは、お手玉遊びからです☆まずはスタッフが手本を見せ、次にT様にやっていただくと、上手にお手玉を投げていらっしゃいました☆「昔、お手玉で遊びましたか?」と尋ねると、「昔はね。遊んだよ。」と笑顔でお答えいただきました。昔の話を思い出したり人に話したりすることは認知症の予防効果があり、これを「回想法」といいます。
お手玉で遊んだ後は、お手玉作りに挑戦です!あらかじめご準備していた袋に、小豆を詰めていきます。最初はその作業がわからない様子でしたが、スタッフが一緒にやってみると、最後にはご自身でスプーンを持って小豆を詰める事ができました☆
その後、一緒にお手玉を作ったA様と、「いくよ!それ!」など会話をしながらお手玉を投げて遊んでいらっしゃいました。他のご入居者と、好きな事で時間を共有できた夢プロとなりました。