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アズハイム東浦和

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アズハイム東浦和

2018年12月11日

#研修

【AH東浦和】ラウンド研修レベル1「看取りの介護」「緊急時の対応―非常災害と防犯」について学びました。

2018年12月5日、埼玉県さいたま市緑区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム東浦和では、ラウンド研修レベル1がおこなわれていました。この日の参加者は7名。皆、日常の仕事を離れて集中して学びます。

終末期のケアを学ぶ。

終末期にある方の多くは、身体的・心理的・社会的・霊的苦痛が複合的に絡み合った全人的痛み(トータルペイン)を持っています。

終末期において重視されるのが、これらに対する苦痛緩和のためのケアです。苦痛を緩和し、ご本人がどのように生活したいか、どのように生きたいかを優先的に考え、生活の質や人生の質を高められるよう支援するのが終末期ケアで介護職に求められる役割であるといえます。

今回は、エリザベス・キューブラー・ロス (Elisabeth Kübler-Ross;1926〜2004年)の、人間は「死」を4段階を経て受容していくという考え方や、臨終の兆候とそれに対するケアを学びました。

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終末期のケアでは、ご入居者のケアだけでなく、ご家族のケアも重要な要素となります。ご家族が出来る限り今までの生活を続けながらご本人と関わることができ、納得のいく看取りができるよう支援することが大切です。

ご家族への支援の中には、ご入居者が亡くなった後の遺族ケア(=グリーフケア)を含みます。死別後のご遺族が悲嘆作業・喪の作業(=グリーフワーク)を十分に行い、新しい出発ができるように支援することも介護職の重要な役割です。

終末期のケアは、チームケアが原則です。

それぞれの職種には役割がありますが、その役割を相互に絡ませながらケアを行う必要があります。

終末期において、生活する上で生じるニーズは、医療ニーズを基盤に介護ニーズ、家事ニーズ、そして生活を豊かにするニーズがあります。これらのニーズを満たすためにも、他職種がチームを組んでケアにあたる必要があります。また、終末期には全人的な痛みを感じています。その苦痛を和らげるために、医師や看護師などの医療職と介護職などの福祉職、その他にもこころのケアができる専門職、ボランティアといった様々なメンバーがチームとなってサポートできる体制を整えることが大切です。

終末期のケアでは、ストレスを感じることが多いのも事実です。そのストレスを和らげるのもチームの仲間です。メンバー同士で支え合うことが、ケア提供者のストレスを軽減してくれる一手段になります。

災害時の対応や防犯など、緊急時に関して学びました。

日本は古くから自然災害が多い国です。また、有料老人ホームは水防法において『要配慮者利用施設』に位置づけられており、防災に関して高い意識を持つことが求められています。災害発生のメカニズムや災害により生じる事態を知識として修得することによって、災害の特性に応じた対策の留意点等を検討することが可能となります。

防犯に関しては、実際に起きた事例を検証し、率直な意見交換を行いました。

参加者の声

■ご家族に対するグリーフケアの重要性を認識できたことが大きい。
■看取りケアにおける身体的もそうだが、精神的なケア等、その方が感じ取る痛みに共感しながらケアをしていきたい。
■障害に対する偏見・差別の恐ろしさを認識しなければならないと思う。
■何かが起きてでは遅いので、日常的な備えをして安心・安全な環境を提供していきたい。
■防犯における地域との交流の大切さを学ぶことができた。

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研修担当者の声

人が生まれ生を受ければ、必ず死という最期は訪れるという自然の摂理があります。私もケアスタッフ時代に様々な看取りケアに携わってきました。人の死(別れ)というのは悲しいし辛い気持ちになります。人の死と向き合う一番近い存在であるスタッフは、気づかないうちに心身的に疲労が蓄積されることもあります。アズハイムのスタッフは安定したケアサービスを提供するために、自己のメンテナンスをして他のご入居者への配慮も忘れずプロとして安定した態度で業務に臨んでいます。ご入居者・ご家族の方々が安心して生活を送ることができるよう、現場のプロフェッショナルとして見られていることを再度噛みしめ、自覚と誇りをもってケアを実践してまいります。

震災・防犯については、日ごろからの備えがとても重要だと考えています。震災被害にあった際には自立した運営ができるように備蓄品の備えや定期的な防災訓練を実施、また、大切な社会資源でもある地域住民の方との関わりも大切に思っています。これからも相互に協力し合える関係づくりのため地域に根差したホームを目指してまいります。

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