2017年10月07日
【AH東浦和】機能訓練指導員(リハビリスタッフ) 藤田理学療法士(PT)に「アズハイム東浦和のリハビリ」について聞きました!
介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム東浦和には寝返り、起き上がりなどの基本動作や食事や歩行などの日常生活動作を、運動(訓練)を中心として訓練していく理学療法士と認知症や精神疾患の人が施設で生活する上で必要な活動を作業(レクリエーションなど)を中心としてリハビリをする作業療法士がいます。本日はアズハイム東浦和で3年目を迎える藤田理学療法士(以下PT)にお話を聞きました!
幼少期より障害福祉に携わる機会があり、そこで福祉のイロハを教えて下さった恩師(後に市の高齢課福祉部長となる)に出合い、福祉のボランティアをしていました。福祉のボランティアをしていたためか、自然と「リハビリ」という言葉を耳にしていました。介護士であったときは障害のある人を運動させる人と考えていましたが→
理学療法士の資格を得てからは(「リハビリ」(re:再び、-habilis:適した)という語源を仕事をする上での基盤にして、)一人一人の人生観に応じたテーラーメイドなリハビリ提供するように心がけています。今日もリハビリを行うため、ケアスタッフさんに声を掛けて一緒にお部屋に向かいます。
東京タワーに登ります!達成したら賞状を授与♪
まずはお部屋で5分間、足上げの開始です。東京タワーは600段。1日に76段上がったら8日間で達成です。76段あがるためには5分間必要ということで、今日も足上げを5分頑張ります!
4FのムードメーカーY様。8月は目標通り8日目で達成!「達成すると好きなところにお散歩に連れて行ってくれるのよ!」と藤田PTとのお散歩を楽しみに今日も頑張ります。
お部屋に貼ってある東京タワーを見ながらラストスパートです。「今日はこれでおしまいよね?」とY様「この後、階段でも頑張りましょうね!」と。リハビリは続きます!
アズハイムでは自分ができることはなるべく自分で行って頂くようにしています。機能訓練指導員だけではなくケアスタッフ(介護士)や専門職(ケアマネジャーや看護師)との連携も大切にしています。東浦和のスタッフさんはとても良い方ばかりです。ご入居者に合った生活を送れることが=健康だという考えが統一しているからだと思います。自分が出社していない日の様子や夜は寝れていたのかなど他のスタッフからの情報収集も欠かしません。
6階建ての階段を1階から登ります!
アズハイム浦和は6階建てです。4階にご入居されているY様は1階まで降り、6階を目指していざスタートです。
「今、何階?」と必死に登ります。杖を持っていますが、最近は杖を忘れて歩くこともあるほど歩行が順調です。
6階のゴールにはいつも元気に話しかけてくれるスタッフが待っています!ラストスパートです。1段1段しっかり登ります。
「今日も頑張りましたね!」とリビングで談笑します。「頑張ったからどこに散歩に連れてってくれるの?」笑顔がこぼれます。
ホームを中心に2キロ圏内にある公園や駅、パン屋さん、公民館までの距離と目印が書かれたオリジナル&手作り地図は藤田PTのお手製。
「あの人、よく連れて行ってくれるのよ!」「写真も上手でね!」お散歩には必ずカメラを持っていき、写真を撮り、パウチをして渡すのが藤田式★
新しい靴を3日前に購入したご入居者の靴をチェック!この靴には楽しみがいっぱいつ詰まっています♪
実はご入居される前は横浜に住んでいて、「東浦和の土地勘がない」という相談をもらいました。実はオリジナル地図を作ったきっかけはご入居者の要望からでした。この地図を頼りにお散歩することが多くなりました。外出が増えるとオシャレをしたくなりますよね!実は横浜にお住まいの時はスカートを履いていましたが入居をきっかけに「スカートを履くことはない」と思っていたとのことです。そのため靴もズボン用のものしかもっておらず、スカートに合う靴を探していました。
スカートに合いそうな靴をたまたま新聞から情報を得ましたが、どこに行けばいいかご本人はわかりませんでした。そこで、藤田PTに相談を持ち掛けました。浦和駅に取扱い店があったため、サイズ合わせなどの予約を取りました。そこでご本人が購入後、藤田PTに再度靴のサイズの選定を依頼してきました。このように、入居前の御本人の生活に着目し、本人のニーズにこたえられるように、普段からご入居者様との関わりを一番大切にしています。そして、その方にあったサポートをこれからも続け、皆さんの笑顔が増えることこそがこの仕事の1番のやりがいだと話してくれました。