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介護付有料老人ホームとは?特徴・費用・施設の選び方を解説

介護付有料老人ホームとは、介護や生活支援を受けながら暮らせる高齢者向けの住まいです。特徴や費用、サービス内容、施設選びのポイントをわかりやすく解説します。

「介護付有料老人ホーム」とは、介護や生活支援を受けながら暮らせる高齢者向けの住まいです。食事・入浴・排せつなどの介助に加え、健康管理や機能訓練、日々の見守りなどを受けられるため、在宅介護に不安がある方や、将来の介護度の変化に備えたい方にも向いています。
本コラムでは、介護付有料老人ホームの特徴、費用、サービス内容、他施設との違い、選び方をわかりやすくご紹介します。

<このコラムでお伝えしたいこと>
□介護付有料老人ホームは介護と生活支援を受けられる住まい
□入居条件は介護度や医療ケアの有無で異なる
□費用は月額利用料だけでなく総額で確認する
□特別養護老人ホームなど、他施設との違いを理解して選ぶ
□介護体制だけでなく入居後の暮らしやすさも見る
□資料請求や見学で本人に合う施設か確認する

<もくじ>
介護付有料老人ホームとは
介護付有料老人ホームの入居条件
介護付有料老人ホームで受けられるサービス
介護付有料老人ホームの費用相場と内訳
介護付有料老人ホームのメリット・デメリット
介護付有料老人ホームと特別養護老人ホームの違い
介護付有料老人ホームとその他の民間施設の違い
介護付有料老人ホームとその他公的施設の違い
介護付有料老人ホームに向いている人
介護付有料老人ホームへの入居までの流れ
介護付有料老人ホームは「入居後の暮らし」まで見据えて選ぶ
人によるやさしい介護とデータ活用を両立する「アズハイム」
まとめ
Q&A|介護付有料老人ホームについて

介護付有料老人ホームとは

介護付有料老人ホームとは、特定施設入居者生活介護の指定を受け、介護サービスを受けながら生活できる有料老人ホームです。食事や掃除などの生活支援に加え、入浴・排せつ・移動などの身体介護、健康管理、機能訓練などを受けられます。
ここでは、介護付有料老人ホームの主な特徴として、「介護・生活支援を一体で受けられること」「24時間体制で暮らしを支えてもえる」「要介護度が上がっても生活を続けやすいこと」についてご紹介します。

介護・生活支援を一体で受けられる

介護付有料老人ホームでは、介護サービスと生活支援を同じ施設内で受けられます。
たとえば、食事の提供や掃除、洗濯などの生活支援に加え、入浴・排せつ・移動などの身体介護も受けられます。介護が必要になったときに、外部の介護サービスを個別に手配するのではなく、施設のスタッフが日々の生活を支える点が特徴です※。
※一般型ではホームの職員が介護サービスを提供し、外部サービス利用型では委託先の事業者が介護サービスを提供します。

24時間体制で暮らしを支えてもらえる

介護付有料老人ホームでは、介護スタッフが24時間体制でご入居者の暮らしを支えています。日中だけでなく、夜間も見守りや緊急時の対応を受けやすい点は、在宅介護と比べたときの大きな安心材料です。
たとえば、夜間のトイレ介助や転倒への不安、体調の急な変化などは、ご家族だけで対応しようとすると負担が大きくなりがちです。介護付有料老人ホームでは、こうした日々の不安に対して、スタッフが必要に応じてサポートします。
ただし、看護職員の配置時間や医療ケアへの対応範囲は施設によって異なります。そのため、夜間の対応や緊急時の連絡体制については、見学や相談の際に確認しておくと安心です。

要介護度が上がっても生活を続けやすい

介護付有料老人ホームは、入居後に要介護度が上がった場合でも、必要な介護を受けながら生活を続けやすい住まいです。
高齢になると、入居時は比較的元気でも、時間の経過とともに介助が必要になることがあります。介護付有料老人ホームでは、食事、入浴、排せつなどのさまざまな支援が受けられるため、身体の状態が変わっても、その方に合わせたサポートを受けやすくなります。
ただし、先ほどと同じく医療ケアが必要になった場合や、認知症の症状が進行した場合の対応は施設によって異なります。事前に確認しておきましょう。

介護付有料老人ホームの入居条件

介護付有料老人ホームの入居条件は、施設によって異なります。
自立している方を受け入れている施設もあれば、要支援・要介護の方を対象としている施設もあります。
そのため、「介護付有料老人ホームなら、どこでも同じ条件で入居できる」と考えるのではなく、ご本人の介護度や健康状態、必要な医療ケアなどに合うかを確認することが大切です。
ここでは、介護付有料老人ホームの入居条件について、自立・要支援・要介護の違い、施設のタイプ、認知症など受け入れについてご紹介します。

自立・要支援・要介護で入居条件は異なる

介護付有料老人ホームでは、自立している方でも入居できる施設もあれば、要支援・要介護の方を対象としている施設もあります。
また、要介護度の条件だけでなく、認知症の有無、医療ケアの必要性を確認したうえで、入居できるかどうかを判断する場合もあります。
入居を検討する際は、まずご本人の現在の状態を整理しましょう。介護認定を受けている場合は、要支援・要介護の区分を確認し、どのような介助が必要かを把握しておくと、施設へ相談しやすくなります。

介護専用型・混合型の違い

介護付有料老人ホームは、入居対象者によって「介護専用型」と「混合型」に分けられます。
介護専用型は、入居者を要介護者に限定した施設です。日常的に介護が必要な方が、必要な支援を受けながら生活することを想定しています。
一方、混合型は、要介護者に加えて、自立している方や要支援の方も入居できる施設です。そのため、ご夫婦で介護度が異なる場合や、現在は自立していても将来の介護に備えて入居を検討したい場合などにも選択肢となります。
なお、実際の入居条件は施設(ホーム)によって異なるため、ご本人の介護度や健康状態が入居条件に合っているか事前に確認することが大切です。

認知症や医療ケアの受け入れは施設により異なる

認知症や医療ケアへの対応は、施設によって異なります。
たとえば、認知症の方を受け入れている施設でも、症状の程度や行動の状態によって対応できる範囲が変わることがあります。
また、インスリン注射、胃ろう、たん吸引、在宅酸素などの医療ケアについても、看護スタッフの配置や医療機関との連携体制によって受け入れ可否が異なります。
入居後に状態が変化することもあるため、現在の対応だけでなく、将来的に認知症が進行した場合や医療ケアが必要になった場合に、どこまで対応できるかを確認しておくと安心です。

介護付有料老人ホームで受けられるサービス

介護付有料老人ホームでは、ご入居者の状態に合わせて、生活支援や身体介護、健康管理、機能訓練などのサービスを受けられます。
在宅介護では、食事の準備、掃除、洗濯、通院の付き添い、服薬の確認などを家族が担うこともあります。介護付有料老人ホームでは、こうした日々の暮らしに必要な支援を施設内で受けられるため、ご本人だけでなく、ご家族の安心にもつながります。
ここでは、介護付有料老人ホームで受けられる主なサービスを、生活支援、身体介護、健康管理、機能訓練・レクリエーションに分けてご紹介します。

食事・掃除・洗濯などの生活支援

介護付有料老人ホームでは、毎日の食事提供や掃除、洗濯など、生活を支えるサービスを受けられます。
食事は、栄養バランスに配慮した内容で提供されることが多く、ご入居者の噛む力や飲み込む力、体調に合わせて食事形態を調整する施設もあります。また、居室の清掃やリネン交換、洗濯などもサポートされるため、家事の負担を減らしながら生活できます。

入浴・排せつ・移動などの身体介護

介護付有料老人ホームでは、入浴、排せつ、移動、着替えなど、日常生活に必要な身体介護を受けられます。
たとえば、一人で入浴することに不安がある方には、スタッフが見守りや介助を行います。歩行が不安定な方には、移動時の付き添いや車いすへの移乗介助など、ご本人の状態に合わせたサポートが行われます。
排せつ介助についても、トイレへの案内やおむつ交換など、必要に応じた支援を受けられます。

健康管理・服薬管理・医療機関との連携

高齢になると、血圧や体温、食事量、睡眠の状態など、日々の小さな変化が体調不良のサインになることがあります。施設では、スタッフがご入居者の様子を見守り、必要に応じて看護職員や医療機関と連携します。
また、薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐために、服薬管理を行うこともあります。複数の薬を飲んでいる方にとって、服薬を適切に管理してもらえることは安心につながります。
ただし、医療ケアへの対応範囲は施設によって異なります。インスリン注射、胃ろう、たん吸引、在宅酸素などが必要な場合は、受け入れ可能かどうかを事前に確認しておくことが大切です。

リハビリ・レクリエーション

介護付有料老人ホームでは、身体機能の維持を目的としたリハビリ、日々の楽しみにつながるレクリエーションが行われます。
リハビリでは、歩行や立ち上がり、関節の動きなど、ご入居者の状態に合わせた運動を行います。無理のない範囲で身体を動かすことは、転倒予防や生活動作の維持にもつながります。
また、レクリエーションや季節の行事、趣味などは、暮らしに楽しみや張り合いを生む大切な時間です。施設を選ぶ際は、介護体制だけでなく、ご本人がどのように毎日を過ごすのかも確認しておきましょう。

介護付有料老人ホームの費用相場と内訳

介護付有料老人ホームの費用は、施設の立地や設備、居室の広さ、サービス内容などによって大きく異なります。そのため、「いくらかかる」と一概に言うことはできません。
ただし、費用の内訳は大きく分けると、入居時にかかる「入居一時金」、毎月かかる「月額利用料」、介護保険サービスの「自己負担額」、医療費や日用品代などの「追加費用」に分けられます。
費用を確認するときは、月額利用料だけで判断せず、入居後に継続してかかる費用を含めた総額で見ることが大切です。ここでは、介護付有料老人ホームの主な費用についてご紹介します。

入居一時金と月額利用料

入居時に「入居一時金」が必要になる場合があります。入居一時金とは、施設に入居する際に支払う初期費用のことです。
金額は施設によって異なり、入居一時金がかからないプランを用意している施設もあります。ただし、入居一時金が0円の場合でも、敷金が発生するケースや、月額利用料が高めに設定されていることがあり、そのため初期費用だけでなく、長く暮らした場合の総額で比較することが大切です。
月額利用料には、家賃にあたる費用、管理費、食費などが含まれることが一般的です。
ただし、含まれる項目は施設によって異なります。資料請求や見学の際は、月額利用料に何が含まれているのか、別途必要な費用はあるのかを確認しましょう。

介護保険の自己負担額

提供される介護保険サービスには、介護保険が適用されます。そのため、ご入居者は所得に応じて、介護サービス費の1〜3割を自己負担します。
介護保険の自己負担額は、要介護度に応じた介護保険サービス費と負担割合により変わります。介護保険の自己負担額は、月額利用料とは別にかかる費用として考える必要があります。

医療費・日用品代・理美容代などの追加費用

月額利用料や介護保険の自己負担のほかに、追加費用がかかる場合があります。
たとえば、医療機関を受診した際の医療費、薬代、日用品代、紙おむつ代、理美容代、有料レクリエーションの参加費、個別の買い物代行費などです。
また、通院の付き添いや送迎、特別な食事対応などが別料金になる施設もあります。入居後に「思っていたより費用がかかる」とならないよう、契約前に追加費用の項目を確認しておくことが大切です。

介護付有料老人ホームのメリット・デメリット

介護付有料老人ホームには、介護や生活支援を施設内で受けられる安心感があります。
一方で、施設内の介護サービスを利用することが基本となるため、外部の介護サービスを自由に利用しにくい場合があります。また、公的施設と比べると費用が高くなりやすい傾向もあります。
施設を選ぶときは、よい面だけでなく、注意したい点もあわせて理解しておくことが大切です。ここでは、介護付有料老人ホームの主なメリットとデメリットをご紹介します。

介護や生活支援を施設内で受けられる

介護付有料老人ホームのメリットは、介護や生活支援を施設内で受けられることです。
食事、掃除、洗濯などの生活支援に加え、入浴、排せつ、移動などの身体介護も、ご入居者の状態に合わせて受けられます。
在宅介護では、訪問介護やデイサービスなどを組み合わせて利用することがあります。その場合、家族がケアマネジャーと相談しながらサービスを調整することがあります。介護付有料老人ホームでは、このような負担があまり掛からないことも大きな特徴です。

費用が高くなりやすい傾向がある

介護付有料老人ホームは、特別養護老人ホームなどの公的施設と比べると、費用が高くなりやすい傾向があります。
特に、立地や設備、居室の広さ、サービス内容によって、入居一時金や月額利用料には大きな差があります。見た目の月額利用料だけで判断すると、介護保険の自己負担分、医療費や薬剤費、おむつなどの日用品費といった追加費用を含めたときに、想定より負担が大きくなることもあります。

外部の介護サービスを使えない場合がある

介護付有料老人ホームでは、施設内の介護保険サービスを受けることが基本です。そのため、外部の訪問介護やデイサービスなどを、ご本人やご家族の希望だけで自由に利用できない場合があります。
たとえば、「これまで利用していたデイサービスを継続したい」「外部の訪問リハビリを使いたい」と考えている場合でも、施設の仕組みや介護保険上の扱いによって、希望通りに利用できないことがあります。
入居前に利用したいサービスがある場合は、継続できるかどうかを必ず確認しておきましょう。

介護付有料老人ホームと特別養護老人ホームの違い

介護付有料老人ホームと「特別養護老人ホーム」は、どちらも介護を受けながら生活できる施設です。ただし、運営主体、入居条件、費用、入居までの待機期間、サービス内容などに違いがあります。
特別養護老人ホームは、費用を抑えやすい一方で、原則として「要介護3」以上の方が対象となり、地域や施設の状況によっては入居まで時間がかかることがあります。
一方、介護付有料老人ホームは民間施設であり、施設ごとに入居条件や費用、サービス内容に違いがあります。
どちらがよい、悪いということではなく、ご本人の状態やご家族の状況、希望する暮らし方に合う施設を選ぶことが大切です。

運営主体と入居条件の違い

介護付有料老人ホームは、主に民間企業などが運営する高齢者向けの住まいです。
入居条件は施設によって異なり、自立の方から入居できる施設もあれば、要支援・要介護の方を対象とする施設もあります。
一方、特別養護老人ホームは、社会福祉法人や自治体などが運営する公的性格の強い施設です。常に介護が必要で、自宅での生活が難しい方を対象としており、新規入所は原則として要介護3以上の方です。
介護度が比較的軽い段階から将来に備えて施設を探したい場合は、介護付有料老人ホームが選択肢になります。反対に、要介護度が高く、費用を抑えながら長期的な介護を受けたい場合は、特別養護老人ホームが候補になります。

費用相場の違い

費用面では、特別養護老人ホームのほうが介護付有料老人ホームよりも負担を抑えやすい傾向があります。
特別養護老人ホームは公的施設のため、入居一時金が不要で、所得や居室タイプに応じて費用が決まります。
一方、介護付有料老人ホームは、入居一時金や月額利用料が施設によって異なります。

入居までの待機期間の違い

特別養護老人ホームは、費用を抑えやすいことから希望者が多く、入居までの待機期間が長くなることがあります。地域や施設の空き状況によっては、数カ月から数年待つケースもあります。
また、特別養護老人ホームの入居は、必ずしも申し込み順だけで決まるわけではありません。要介護度やご本人の状況、在宅介護の難しさ、家族の介護負担などを総合的に見て判断されます。
一方、介護付有料老人ホームは、施設の空き状況や条件が合えば、比較的早く入居できる場合があります。退院後の住まいを早めに決めたい場合や、在宅介護を続けることが難しくなっている場合は、特別養護老人ホームだけでなく、介護付有料老人ホームも並行して検討するとよいでしょう。

サービス内容や暮らし方の違い

特別養護老人ホームは、常に介護が必要な方の生活を支えることを目的とした施設です。食事、入浴、排せつなどの介護を受けながら日常生活を送ります。
一方、介護付有料老人ホームは、施設によって設備やサービス内容に特色があります。介護や生活支援に加えて、リハビリ、レクリエーション、イベント、趣味活動など、入居後の暮らしを充実させる取り組みを行っている施設もあります。
施設を選ぶときは、「入居できるか」「費用を無理なく支払えるか」だけでなく、ご本人がどのように過ごせるか、ご家族が安心して相談できる体制が整っているかも確認しておきましょう。

介護付有料老人ホームとその他の民間施設の違い

民間施設には、介護付有料老人ホームのほかに、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、認知症グループホームなどがあります。
いずれも高齢者の暮らしを支える住まいですが、介護サービスの受け方や入居対象、生活の自由度などに違いがあります。
特に、介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームは名前が似ているため、違いがわかりにくいと感じる方も少なくありません。ここでは、介護付有料老人ホームと主な民間施設の違いを、施設の種類ごとにご紹介します。

住宅型有料老人ホームとの違い

住宅型有料老人ホームは、食事の提供や掃除、洗濯、見守り、生活相談などの生活支援を受けながら暮らせる住まいです。
介護が必要になった場合は、訪問介護やデイサービスなど、外部の介護サービスを個別に契約して利用します。
一方、介護付有料老人ホームは、施設内で介護サービスを受けられる点が特徴です。
住宅型有料老人ホームは、必要な介護サービスを組み合わせやすい一方で、介護度が上がると利用するサービスが増え、費用がかさみ手配が複雑になる場合があります。将来的に介護が重くなる可能性も踏まえて、どちらがご本人に合うかを検討しましょう。

サービス付き高齢者向け住宅との違い

サービス付き高齢者向け住宅は、高齢者が暮らしやすいように配慮された賃貸住宅に近い住まいです。「サ高住」と呼ばれることもあります。
バリアフリー構造で、安否確認(見守り)や生活相談などのサービスを受けられる点が特徴です。
ただし、サービス付き高齢者向け住宅は、介護付有料老人ホームのように、施設内で介護サービスが一体的に提供される住まいとは限りません。介護が必要な場合は、外部の訪問介護やデイサービスなどを利用するケースが一般的です。また食事や清掃洗濯などの家事援助は追加オプションとして選択する仕組みが一般的です。
比較的自由度の高い暮らしを続けたい方には選択肢になりますが、日常的な介護や夜間の見守り、医療ケアが必要な場合は、対応内容を事前に確認することが大切です。

認知症グループホームとの違い

認知症グループホームは、認知症のある方が少人数で共同生活を送る施設です。
家庭に近い環境の中で、スタッフの支援を受けながら、食事の準備や掃除などをできる範囲で行い、落ち着いた暮らしを続けることを目指します。
介護付有料老人ホームとの違いは、主な対象者です。認知症グループホームは、認知症の診断を受けた方を対象とする施設であり、原則として施設のある市区町村に住民票がある方が対象になります。
一方、介護付有料老人ホームは、認知症の有無にかかわらず、施設の入居条件に合う方が対象になります。

介護付有料老人ホームとその他公的施設の違い

介護付有料老人ホームと比較される公的施設には、特別養護老人ホーム以外にも、介護老人保健施設、介護医療院、ケアハウスなどがあります。
これらの施設は、いずれも高齢者の生活や介護を支える役割がありますが、目的や対象となる方、受けられるサービスは異なります。
たとえば、在宅復帰を目指す施設、長期的な医療と介護を受ける施設、生活支援を受けながら暮らす施設など、それぞれに役割が異なります。

介護老人保健施設との違い

介護老人保健施設は、「老健」と呼ばれることもある公的施設です。
病状が安定しているものの、自宅での生活に戻るには不安がある要介護の方が、リハビリや介護を受けながら在宅復帰を目指す施設です。
介護付有料老人ホームとの大きな違いは、施設の目的です。介護付有料老人ホームは、介護や生活支援を受けながら暮らす住まいとしての役割があります。一方、介護老人保健施設は、リハビリを通じて自宅での生活に戻ることを目指す施設です。
そのため、長期的な住まいを探している場合は、介護付有料老人ホームのほうが選択肢になりやすいでしょう。退院後すぐに自宅へ戻ることが難しく、一定期間リハビリを受けたい場合は、介護老人保健施設が候補になります。

介護医療院との違い

介護医療院は、長期的な医療と介護の両方を必要とする要介護の方のための施設です。日常的な医学管理や看護、介護、機能訓練などを受けながら生活できます。
介護付有料老人ホームとの違いは、医療的な管理の必要性です。介護付有料老人ホームでも、健康管理や医療機関との連携を行う施設はありますが、医療ケアへの対応範囲は施設によって異なります。
一方、介護医療院は、長期療養が必要な方に対して、医療と介護を一体的に提供する施設です。たん吸引や経管栄養など、日常的な医療ケアが必要な場合は、介護医療院が検討されます。
施設を選ぶ際は、現在必要な医療ケアだけでなく、今後必要になる可能性がある支援についても、医師やケアマネジャー、施設に相談して確認しましょう。

ケアハウスとの違い

ケアハウスは、軽費老人ホームの一種です。
身体機能の低下などにより、自立した生活に不安がある方が、比較的低額な費用で食事の提供、入浴の準備、生活相談などの支援を受けながら暮らせる施設です。
介護付有料老人ホームとの違いは、介護サービスの受け方や対象となる方です。ケアハウスは、日常生活に不安がある方の暮らしを支える施設ですが、介護が必要になった場合の対応は施設によって異なります。外部の介護サービスを利用する場合もあれば、介護型のケアハウスとして介護サービスを受けられる場合もあります。

介護付有料老人ホームに向いている人

介護付有料老人ホームは、日常的な介護や生活支援が必要な方、在宅介護に不安がある方に向いている住まいです。また、現在は大きな介護が必要なくても、将来的な介護度の変化に備えて検討されることもあります。
ただし、すべての方に介護付有料老人ホームが合うとは限りません。ご本人の介護度や健康状態、希望する暮らし方、ご家族の介護状況などを踏まえて検討することが大切です。
ここでは、介護付有料老人ホームに向いている人の特徴を、在宅介護への不安、日常的な介護や見守り、認知症や医療対応、看取りへの備えという視点からご紹介します。

在宅介護に不安がある人

介護付有料老人ホームは、在宅介護を続けることに不安がある方に向いています。
たとえば、家族が仕事や育児と介護を両立している場合、日中や夜間の見守りが難しくなることがあります。また、食事の準備、入浴や排せつの介助、通院の付き添い、服薬確認などが重なると、家族の心身の負担が大きくなることもあります。
介護付有料老人ホームでは、介護スタッフが日々の生活をサポートするため、ご本人は必要な支援を受けながら暮らすことができます。ご家族にとっても、介護負担や精神的な不安の軽減につながり、仕事や家庭との両立を図りながら、ご本人との時間をより大切に過ごしやすくなります。
在宅介護に限界を感じてから慌てて探すのではなく、「少し不安が増えてきた」と感じた段階で、施設の情報を集めておくことをおすすめします。

介護度が高く、継続的なサポートが必要な人

食事や入浴、排せつ、移動など、日常生活のさまざまな場面で継続的な介助が必要な方にも、介護付有料老人ホームは向いています。
介護付有料老人ホームでは、ご入居者の身体状況や介護度に応じて必要なサポートを受けながら生活できます。入居後に介護度が変化した場合も、その時々の状態に合わせたケアを受けやすいことが特徴です。
また、日々の生活をスタッフが継続的に支えることで、体調や身体機能などの変化にも気づきやすく、必要に応じたケアにつなげることができます。

認知症や医療対応、看取りまで見据えて施設を探したい人

認知症のある方や、将来的な医療対応、看取りまで見据えて施設を探したい方にも、介護付有料老人ホームは向いています。
認知症がある場合、生活リズムの乱れ、服薬管理、外出時の不安、夜間の見守りなど、家族だけでは対応が難しい場面が増えることがあります。介護付有料老人ホームでは、専門スタッフの見守りを受け、落ち着いた環境で生活することができます。
また、持病がある方や、将来的に医療ケアが必要になる可能性がある方は、看護職員の配置時間、受け入れ可能な医療的ケアの内容、協力医療機関との連携、緊急時の対応、そして看取りの考え方を確認しておきましょう。

介護付有料老人ホームへの入居までの流れ

介護付有料老人ホームへの入居は、資料請求や問い合わせから始まり、施設見学、申し込み、面談、契約、入居準備という流れで進むのが一般的です。
流れをあらかじめ知っておくと、確認すべきことや準備するものがわかり、慌てずに進めやすくなります。ここでは、介護付有料老人ホームへの入居までの主な流れをご紹介します。

【STEP1】資料請求・問い合わせ

まずは、気になる施設へ資料請求や問い合わせをします。
資料では、入居条件、費用、居室の種類、サービス内容、医療対応、認知症への対応、看取りの有無などを確認できます。複数の施設を比較すると、費用やサービスの違いがわかりやすくなります。
問い合わせの際は、ご本人の年齢、介護度、認知症の有無、持病、必要な医療ケア、希望する入居時期などを伝えておくと入居の可否が判断しやすくなります。

【STEP2】施設見学・相談

資料を確認して気になる施設があれば、実際に見学してみましょう。
見学では、パンフレットだけではわからない雰囲気や職員の対応、ご入居者の様子、共用スペース、居室、食事、リハビリやレクリエーションの内容などを確認できます。
可能であれば、ご本人も一緒に見学すると、施設との相性が判断しやすくなります。
見学時には、費用、夜間対応、医療連携、認知症対応、退去条件など、気になることを遠慮せず質問しましょう。

【STEP3】申し込み・面談

入居したい施設が決まったら申し込みます。その後、ご本人の状態を確認するための面談が行われるのが一般的です。
面談では、介護度、身体の状態、認知症の有無、医療ケアの必要性、服薬状況、食事や排せつ、入浴、移動の状況などを確認します。

【STEP4】契約・入居準備

面談の結果、入居が可能となった場合は、正式に契約へと進みます。契約時には、重要事項説明書や契約書の内容を確認し、費用、サービス内容、追加費用、退去条件、医療対応、緊急時の対応などについて説明を受けます。
契約前に不明点がある場合は、そのままにせず必ず確認しましょう。特に、月額利用料に含まれるもの、別途費用がかかるもの、入院時の扱い、退去が必要になる条件などは重要です。
入居準備では、衣類や日用品、介護用品、服薬中の薬、医療情報、介護保険証などを準備します。必要な持ち物は施設によって異なるため、事前にリストをもらって確認しておくと安心です。

【STEP5】入居後の生活

入居後は、新しい環境に慣れるための時間が必要です。ご本人が落ち着いて生活できるよう、施設のスタッフが日々の様子を見守りながら、必要な支援を行います。
はじめのうちは、食事や睡眠、体調、表情、他のご入居者との関わりなどに変化が出ることもあります。ご家族も、面会や電話、施設からの報告を通じて、ご本人の様子を確認しましょう。
入居はゴールではなく、新しい暮らしの始まりです。入居後に気になることがあれば、早めに施設へ相談し、ご本人が安心して過ごせるように支えていくことが大切です。

介護付有料老人ホームは「入居後の暮らし」まで見据えて選ぶ

介護付有料老人ホームを選ぶときは、費用や入居条件、介護体制だけでなく、入居後にどのような暮らしができるかまで考えることが大切です。
施設は、介護を受ける場所であると同時に、ご本人が毎日を過ごす住まいでもあります。安心して介護を受けられることはもちろん、食事を楽しめるか、身体を動かす機会があるか、人との交流があるか、ご本人らしく過ごせるかも大切な判断材料になります。

人によるやさしい介護とデータ活用を両立する「アズハイム」

アズハイムの介護付有料老人ホーム「アズハイム」では、データを活用した科学的なアプローチと、人にしかできない温かく寄り添う介護の両立を目指しています。
健康状態を細かく把握する仕組みと、ご入居者一人ひとりに寄り添う取り組みによって、安心して暮らせる環境づくりを進めています。
老人ホーム選びでは、入居できるかどうかだけでなく、入居後に自分らしく暮らし続けられるかも大切なポイントです。アズハイムでは、データを活用した見守りと、人によるやさしい介護を組み合わせることで、その人らしい暮らしを支えています。

ご入居者の「自分らしさ」を大切にする

アズハイムは首都圏を中心に、介護付有料老人ホーム、デイサービス、ショートステイを展開しています。
介護付有料老人ホームでは、単に生活の場を提供するだけでなく、ご入居者が「自分らしく暮らし続ける」ことを大切にしています。
ご入居者との日々の会話や生活の中からやりたいことを引き出し、その実現をサポートする「夢を叶えるプロジェクト」にも取り組んでいます。

約200項目のデータを活用した、一人ひとりに合わせた介護

アズハイムのすべてのホームでは、介護サポートシステム「EGAO link®」を導入しています。
「EGAO link®」では、ご入居者ごとの状態に合わせたアラート設定により、転倒リスクの早期察知や未然防止をサポートしています。
また、食事・排泄・水分・運動量など約200項目のデータを蓄積・活用することで、体調変化の早期把握や脱水リスクへの先回り対応、睡眠状態の改善など、介護の質向上につなげています。

平均の薬剤使用数は5.4剤で、日本老年医学会が推奨する「6剤以下」という基準も満たしています。
また、入院率が大きく低下していることからも、日々のデータモニタリングによって体調の変化を早期に発見し、予防的なケアが機能していることがうかがえます。
こうした結果は、「施設に入ると体が弱ってしまうのではないか」という不安に対して、アズハイムの現場では安心していただける環境が整っていることを示す一つの指標になると考えています。
さらに、「EGAO link®」の活用により、記録や情報共有の効率化が進み、ご入居者と向き合う時間の創出にもつながっています。
データを活用した見守りと、人によるやさしい介護の両立こそが、アズハイムの大きな特徴です。

担当スタッフ制で一人ひとりに寄り添う

アズハイムでは、ご入居者ごとに担当の責任者を選任する「担当スタッフ制」を採用しています。
担当スタッフは、日々の状態の観察やお困りごとの解決、居室内の生活環境の整備など、ご入居者の一番近くで暮らしをサポートします。
さらに、担当スタッフだけでなく、機能訓練指導員、看護スタッフ、ケアマネジャーなど多職種が参加する「望む暮らしカンファレンス」を定期的に実施しています。
ご入居者の日々の生活や何気ない一言から、真のニーズを引き出し、ケアプランや夢を叶えるプロジェクトをご提案、その実現に向けたリハビリや個別アクティビティの提案を行っています。

「施設」ではなく「住まい」として暮らせる環境づくり

アズハイムが大切にしているのは、介護を受けるためだけの場所ではなく、ご入居者が安心して暮らせる「住まい」としての環境づくりです。
日々の食事、リハビリ、レクリエーション、季節の行事、他のご入居者やスタッフとの交流など、毎日の暮らしの中には多くの時間があります。そうした一つひとつの時間を大切にすることで、ご入居者が楽しみや役割を持ちながら生活しやすくなります。
また、ご家族にとっても、安心して相談できる施設(ホーム)であることは重要です。入居後の様子を共有し、不安なことを相談しながら、ご本人の暮らしを一緒に支えていける体制があると、家族も安心して見守りやすくなります。

まとめ

介護付有料老人ホームは、介護や生活支援を受けながら暮らせる高齢者向けの住まいです。食事、入浴、排せつなどの介助に加え、健康管理、機能訓練、レクリエーションなどを受けられる施設もあります。
特別養護老人ホームや住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、似たような施設は複数ありますが、それぞれ目的や入居条件、費用、介護サービスの受け方は異なります。大切なのは、ご本人の介護度や健康状態、ご家族の状況、希望する暮らし方に合う施設を選ぶことです。
介護付有料老人ホームを検討する際は、費用や空室状況だけでなく、介護・看護体制、医療対応、認知症対応、看取り、入居後の暮らしやすさまで確認しましょう。

Q&A|介護付有料老人ホームについて

Q1.介護付有料老人ホームとは何ですか?
A.介護付有料老人ホームとは、介護や生活支援を受けながら暮らせる高齢者向けの住まいです。食事、入浴、排せつの介助、健康管理、見守りなどを受けられます。

Q2.介護付有料老人ホームの入居条件は何ですか?
A.入居条件は施設によって異なります。自立の方を受け入れる施設もあれば、要支援・要介護の方を対象とする施設もあります。

Q3.介護付有料老人ホームではどんなサービスを受けられますか?
A.介護付有料老人ホームでは、食事、掃除、洗濯などの生活支援に加え、入浴、排せつ、移動などの身体介護を受けられます。

Q4.介護付有料老人ホームは24時間対応ですか?
A.多くの介護付有料老人ホームでは、介護スタッフが24時間体制で暮らしを支えます。ただし、看護職員の配置時間は施設によって異なります。

Q5.医療ケアが必要でも入居できますか?
A.医療ケアへの対応は施設によって異なります。インスリン注射、胃ろう、たん吸引、在宅酸素などが必要な場合は、事前確認が必要です。

Q6.介護付有料老人ホームの費用は何がかかりますか?
A.主な費用は、入居一時金、月額利用料、介護保険の自己負担額、医療費、日用品代などです。月額利用料だけでなく総額で確認しましょう。

Q7.介護付有料老人ホームと特別養護老人ホームの違いは何ですか?
A.介護付有料老人ホームは民間施設が多く、施設ごとに費用やサービスが異なります。特別養護老人ホームは公的施設で、原則として要介護3以上の方が対象です。

Q8.介護付有料老人ホームと住宅型有料老人ホームの違いは何ですか?
A.介護付有料老人ホームは施設内で介護サービスを受けられます。住宅型有料老人ホームは、必要に応じて外部の介護サービスを個別に契約します。

Q9.介護付有料老人ホームに向いている人はどんな人ですか?
A.在宅介護に不安がある人、日常的な介護や見守りが必要な人、将来の認知症対応や看取りまで見据えて施設を探したい人に向いています。

Q10.介護付有料老人ホームを選ぶときのポイントは何ですか?
A.費用、入居条件、介護・看護体制、医療対応、認知症対応、退去条件、入居後の暮らしやすさを確認することが大切です。