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アズハイム文京白山

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アズハイム文京白山

2019年10月06日

#研修

【AH文京白山】ラウンド研修レベル2「感染症予防」「生活支援技術(褥瘡予防・脱水予防)」を行いました。

2019年9月25日、東京都文京区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム文京白山では、研修担当のスタッフがホームに出向き、スタッフへの研修を行う「ラウンド研修(レベル2)」が行われました。研修内容は、「感染症予防」「生活支援技術(褥瘡予防・脱水予防)」です。
今回の研修参加者は、こちらのスタッフ3名です。

「感染症予防の3大原則」を学ぶ。

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①感染源の除去
感染症の原因となる細菌やウイルスなどの微生物を含むものは全て感染源となります。感染源となる可能性が高い物には直接触れないようにし、除去・洗浄を徹底します。

②感染経路の遮断
感染経路には主に「空気感染(咳やくしゃみなどにより空気中に排出された細菌やウイルスが浮遊して感染する)、「飛沫感染(咳やくしゃみ、会話などにより飛んだ飛沫から感染する)、「接触感染(感染源に触れた手や器具、汚染された手で触った食品などを介して感染する)という3つがあります。感染経路を遮断するためには、マスクの使用や手洗いの徹底が重要です。

③感受性のある人の抵抗力増強
感染症を発症するかどうかは、生体が持っている抵抗力により異なります。抵抗力を強化する取り組みが重要です。

「スタンダード・プリコーション」とは。

感染対策の1つである、標準予防策のことです。『「すべての患者の血液、体液 (汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、患者や医療従事者による感染を予防するための予防策(標準予防策)』のことです。感染症の有無を問わず、すべてのご入居者を対象に実施します。
感染をさせない、しないためには、標準予防策を徹底することが重要であり、さらに、これらの実施は介護職だけでなくご家族も含めて出来るようにしていく意識を持つことが必要です。

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「生活支援の基本」を学ぶ。

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アズハイムでは、ご入居者が日常生活の中で「生きがい・やりがいのある暮らし」を実現できるように、個別性のある具体的なレクリエーションを提供していくことを目指しています。シニアサービス理念にもある通り、ご入居者がいつまでも自分らしい生活を送るためには、スタッフがご入居者お一人お一人に対して興味・関心を持つことが求められます。スタッフが一対一でご入居者に関わり、ご入居者の生きがい・やりがいのサポートを行っていますが、一年前と比較すると、「どんなことに興味があるのだろう?」と考える時間が増えたという意見が多く上がりました。中には意思の疎通が困難な方や、楽しみがないと仰る方もいらっしゃいます。「どんなアクティビティを提供したら良いかわからない。」「楽しみを見つけることが難しい。」等、スタッフは悩むことがあります。それでも関わり続けることが、更に興味・関心を持つ事になります。ご入居者と考え・実践しながら一緒に楽しみや、生きがいとやりがいを見つけていきます。

「褥瘡予防のための生活支援」を学ぶ。

褥瘡とは、皮膚や皮下組織に局所的・持続的な圧迫が加わって血流障害を起こし、栄養が行き渡らなくなり、組織や細胞の一部が壊死して皮膚が崩れていく状態をいいます。寝たきりの方に多くみられますが、麻痺や認知症のある方も圧迫に気づかず褥瘡を発生してしまうことがあります。
褥瘡は、出来てしまうと治りにくいという特徴があり、放置してしまうと、さらに重い病気へと発展してしまう可能性もあります。
早期に発見し治療をすれば、治癒までの時間は短くて済みます。逆に、重篤化した状態になれば治癒までの時間は長くかかり、感染症等のリスクも高くなります。だからこそ介護職が褥瘡発生のメカニズムを知り、予防の視点で支援することが非常に重要です。
褥瘡の発生には様々な要因が関係しています。リスク要因を分類し、それぞれの要因ごとにリスクの大きさを測定する様々なスケールも開発されています。アズハイムでは、ブレーデンスケールに基づき褥瘡の発生要因を確認します。

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「脱水予防のための生活支援」を学ぶ。

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脱水とは、体内の水分や電解質が過度に不足した状態のことをいいます。一般に高齢者はもともと体内の水分量が少なく、のどの渇きを感知する神経(渇中枢)も鈍化するため、水分摂取量は減少します。その上、腎機能の低下により老廃物を排泄するために多くの水分を必要とするため、慢性的に脱水を起こしやすい状態にあります。
自覚症状の乏しさからご本人からの訴えが無い、自発的な水分補給がなされない場合が多いため、介護職が脱水に関する正しい知識と対応方法を知り、細心の注意を払ってご入居者の日常の様子を観察し支援することが必要です。

研修参加者と研修担当者の声

【研修参加者】
■褥瘡がどのように発生するのか、長時間の局部圧迫だけではなく、ケア中の摩擦によっても発生してしまうということが理解できました。今後は更に意識しながらご入居者のケアを行いたいと思います。

■普段行っているケアの見直しをしていく事で、感染症の予防をしていこうと思いました。感染源には直接触れることはせず、自身への感染予防と媒介者にならないようにしていきます。

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【研修担当者】
褥瘡の予防・脱水の予防については、昨年と同様に発生要因を確認し、予防の大切さを学びました。褥瘡は体動が少なく圧迫される、栄養状態が悪い等の要因もありますが、スタッフの介助中に起こる摩擦やズレによって発生する事も多いのです。介護技術で学ぶボディメカニクスを意識した支援を行う事によって摩擦は軽減されますし、ベッドの背を上げた後は必ず背抜きをおこなって背中に生じるズレを解消します。この当たり前のようなケアを怠ると褥瘡が発生しやすく治りにくい状態になります。定期的に体位変換をおこなってもその様な状態が続いている場合は、ケアを見直してみると良いですね。

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