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2019年03月22日

#研修

【ホーム長研修】「発達障害の基礎的理解~マネジメント職としての関わり~」を学ぶ。

2019年3月14日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営するアズパートナーズ本社(東京都千代田区)のセミナールームにて、ホーム長14名、グループ長2名、運営統括グループ1名、計17名が参加した研修が行われました。

新卒スタッフの入社にあたり、スタッフとの関わり方を学ぶ研修を実施しました。

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通常はスキルを高めるために実施している研修ですが、今回は5月から新卒スタッフがホームに配属されることもあり、スタッフとの関わり方に焦点を当てた研修を行いました。テーマには「発達障害」とありますが、「障害」であるかどうかは問題ではありません。10代〜70代まで、幅広い年齢層が活躍できる業界です。人はそれぞれに個性や特徴があるということを互いに認め、その理解や仕事への努力が必要不可欠です。

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それぞれの個性や特徴が職場での困難を生み出していないか、という視点を持つ事が大切だと考えています。
春は、新卒者だけでなく様々な人にとって環境が大きく変わる時期です。この環境変化によって、職務を継続することに難しさを感じるスタッフもいるかもしれません。そんな時に、マネジメント職がどのような関わりを持つかというのはとても重要な要素になります。

まずは発達障害を理解するところから始めます。

発達障害とは、先天性の脳機能障害により生活・学習に 困難が生じる。認知・学習・運動など一部の発達にだけ遅れが見られる。
【ASD (自閉症スペクトラム障害)】
コミュニケーション能力や社会的関係性を作る能力、物事の応用力等に偏りがある。知的遅れのないアスペルガー症候群などがある。
【ADHD (注意欠如/多動性障害)】
不注意・多動性・衝動性が見られ、人によって目立つ特性が異なる。生活面では落ち着きのなさが特徴的。
【LD(学習障害)】
読み書きや計算など、一部の学習能力が育ちにくい。生活面では勉強が苦手に見える。大人になると目立ちにくくなる。

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発達障害の診断の有無ではなく、新しい環境で働き始めることを適切にサポートし、戦力として伸びていける環境作りを目指します。

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■その数(種類)の多さ
■外見からの課題の分かりにくさ
■発達障害の存在の境界は明確ではない
■外見上は課題が改善したように見えることもある
■幾つかの発達障害が同時に存在していることが珍しくない

➡ライフステージによって必要な支援が異なる

➡今までの学生生活の中では目立たなかった特徴や、特に生活に支障をきたさなかった特徴が、社会人になって初めて(改めて)生きにくさ、やりづらさを生じさせることがある。

発達障害であるかどうか(診断を受けているか)が問題ではない。

■どのような特徴があるのか
■介護支援という業務にどのような影響をもたらしているか
■どうしたら影響を軽減できるか
■どうしたら特性を活かした働き方ができるか
という点に着目して、共に考える姿勢を持つことが必要です。マネジメント職一人ひとりが多種多様な発達障害 の特徴、傾向、基本的な関わり方を知っておき、いつでも相談に乗れる状態を目指しましょう。

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研修参加者の声

■コミュニケーションを難しく感じるスタッフが増えている中で、自分とは感覚が違うスタッフが何を考えているのか、どういう思考で物事を捉えているのかが、今日の研修を通して少し見えた気がした。早速、明日からの関わりに活かしたい。
■研修自体がとてもためになった。「何で?」と思えてしまう若手の感覚がなんとなく見えたし、障害・診断の有無ではなく特徴として捉えた関わり方ができれば良いのかなと思った。
■研修を通して、自分にもASDやADHDの特性が皆無とは言えないことが自覚できた。(自己覚知という意味で興味深い研修だった。)でも、それによって大きな職務上、生活上の困難を抱えているわけではない。それは、今自分がアズパートナーズという環境で働いているから。周囲の助けもある。同じように感じられるスタッフを増やしたい。つまりホームを多様な特性を持ったスタッフが活躍できる場所にしていきたいと改めて思った。
■研修の進め方、テーマ設定が絶妙でした。まさに欲していたところを学ぶことができて気持ちが高まりました。具体的な関わり方や対応方法を実践に取り入れてみます。

研修担当者の声

どんな特性を持つスタッフもアズハイムで戦力として活躍できる。アズハイムで働くと楽しい。そんな風に思ってもらえる職場環境作り―これには、マネジメント職の理解と努力が不可欠です。認知症のご入居者の思考や感受性を想像するためには、認知症に関する知識が必要です。それと同じように、スタッフの思考や感受性を想像しながら関わるためには、働く人の特性や傾向を知ることが必要です。
今日の研修が、管理職一人ひとりがスタッフをより深く知ろうと働きかけるきっかけ担ってくれることを願っています。

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