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ご入居者 お客様インタビュー

アズハイム南浦和井花富美子様(85歳)

ご入居者インタビュー|アズハイム南浦和

今こうして笑顔でいられるのはアズハイムのおかげです

人それぞれのやり方に理解がある
それがアズハイムです

アズハイム南浦和で過ごす井花富美子様は、食品会社を営むご両親のもと、6人きょうだいの長女として東京・渋谷区と目黒区で少女時代をお過ごしになり、25歳で新聞社勤務のご主人様と結婚されました。
アズハイム南浦和に入居されたのは2011年6月。それまでは、離れて暮らしている妹様や長女の祥子様のご主人もいらっしゃいましたが、東京・練馬区でご主人様、富美子様、祥子様の親子3人の生活でした。
そんなある日、ご主人様が「夫婦二人で暮らせる老人ホームを探してくれないか」と祥子様に相談されたのです。

祥子様
娘であれば、両親の介護をするのは当然のことと思っていました。おじもおばも、みんな両親の介護を家でしていましたから。ですから、父が施設に入りたいといったときは正直なところショックでした

実は祥子様は48歳の時に大病を患い闘病を続けるなか、脳こうそくの後遺症で車いすのお父様と、難聴で生活にご不便を感じるお母様の介護をしていました。
突然の父親からの相談でためらう祥子様に、富美子様は「あなたはあなたで幸せになってほしい。私たちは夫婦でやっていくから大丈夫よ」と声をかけられたそうです。
それからの祥子様は、複数の老人ホームを見て回り、熱心に情報収集をされました。そんな時に祥子様の同級生の両親がアズハイム南浦和に入居していたこともあり、その評判のよさから見学したところ、アズハイム南浦和のアットホームな雰囲気が大変気に入ったそうです。栄養士の資格を持つ祥子様は、食事面にもこだわりがあり、アズハイム南浦和の食事も決め手の一つとなりました。

アズハイム南浦和では、富美子様のお部屋のお向かいにご主人様が住まわれて、お互いにお部屋を行ったり来たりしながらの生活。二人で百人一首やマージャンを楽しまれ、とても仲良く過ごされました。
今はとても元気なお姿の富美子様ですが、2014年に生死をさまようご病気をされて入院。退院後は、一時自宅に戻り、自宅療養をされたそうです。自宅で過ごす半年間は、アロマセラピストの祥子様がリンパマッサージを施し、回復されました。

祥子様
母が戻ってくるまでの間、父は母が戻ってくるまで頑張ろうって生き延びたんです。母を待つ時間が父の命をつないだわけです。その夫婦愛もさることながら、そこまでやらせてくださったのはアズハイム南浦和です。その人、その人のやり方にちゃんと理解を示してくださる。心からスタッフの方々に感謝しています

お話しから仲睦まじい様子がうかがえる井花様ご夫妻ですが、2015年6月、ご主人様は富美子様の回復を待っていたかのように永眠されました。

祥子様
たくさんのスタッフの方々、主治医の先生、ナースの方々、ホーム長様、ケアマネジャー様など、家族でもできないようなあたたかいケアと心のこもったご配慮をしていただいて家族一同とても感謝しています。父も最期までアズハイムで過ごせてどんなに幸せな人生だったことでしょう

ご主人様を亡くされた喪失感もある中、その寂しさを埋めてくれるのが、毎週のように訪ねてくれる娘様二人の存在と、アズハイム南浦和で毎日のように行われるアクティビティです。富美子様のお気に入りは、ミュージックセラピーです。この日は、フラワーアクティビティプログラム(日比谷花壇と提携)が行われました。

富美子様
毎日のカリキュラムがございましてね。若い時とちがって、その日によって気が乗ったり乗らなかったりなんてこともあるわけですが、まずは行動しなきゃと思って参加するんです。参加は自由ですから、興味のない方は控えていいという気軽さが良いですね

主婦業や、実家の仕事のお手伝いに加え、ご主人様が病気をされた後はご主人様の介護もあり、なかなかご自分の世界に没頭することがなかったという富美子様。手芸や陶芸などのアクティビティも好まれ、ご自分のペースで楽しい時間を過ごせているそうです。

ご入居者インタビュー|アズハイム南浦和フラワーアクティビティプログラムの様子。この日の作品テーマは「月見」

優しく笑顔でいられる毎日

穏やかな表情と柔らかい物腰が印象的な富美子様ですが、ご自宅で生活をしていたころから軽度の認知症を発症されており、アズハイム南浦和に入居するまでは祥子様との関係がぎくしゃくすることもありました。

祥子様
両親と一緒に暮らしていた時、サロンが自宅の隣にあるとはいえ、母が転倒しているんじゃないかと考えると仕事にならなかったですね。両親のことは娘が全部見てあげることが幸せだと思っていましたが、本人の自由もあるわけです。娘に遠慮して言いたいことも言えずに我慢することもあったでしょう。私自身も、自分の時間がないと心に余裕がなくなります。それは母も同じ。たまに会うから優しくなれるし笑顔でいられる。方向を変えることで両方が幸せになれることってあるんです

お部屋の壁には、祥子様が手書きで書かれたメッセージカードがいくつかあります。
「朝9時には祥子に電話をしてください」「毎日、化粧水をして口紅を引いてください」そのメッセージの数々に、母を想う娘の愛情が伝わってきます。

祥子様
日ごとに物忘れが多くなりますが、娘がいるということ、毎日何かしなきゃという感覚を忘れないでほしいなと思います。毎朝、“今日も元気よ!!”と母の電話が入るととても安心します

富美子様ご夫妻が老人ホームへの入居を決めたきっかけは、祥子様のこれからの幸せを願ってのこと。娘の幸せを願うご両親とご両親を想う娘様、それぞれの深い愛情から、今お二人が感じられている幸せがあります。
富美子様は月1回から2か月に1回のペースで練馬にあるご自宅に戻り、祥子様ご夫妻と食卓を囲み、大好きな楽器を楽しみます。富美子様が「帰らなきゃ」と仰るときの家は、「アズハイム南浦和」を指し、ここが第二の我が家となりました。

祥子様は、ご自分のサロンに訪れるお客様で、介護で悩んでいるという人には、ご自身の経験をお話しされるそうです。なかには、アズハイム南浦和のお話しをしたことから、アズハイムへの入居を決めた方も何組かいらっしゃるとか。また、富美子様の妹様はアズハイム川崎中央に入居されるなどアズハイムを中心とした交流の輪が広がっています。

ご入居者インタビュー|アズハイム南浦和「みなさん親切で感謝しています。歌を歌ったり手芸をしたりで退屈しませんね」(富美子様)

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