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2021年03月01日

#研修

【認知症ケア委員会】ご本人の世界観とは?他ホームの事例を共有し、自ら主体的に学べる場となりました。

2021年2月11日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)と各ホームをZoomでつなぎ、「認知症ケア委員会」を行いました。

委員会の活動目的は、
「認知症ケアについてスタッフ自ら主体的に学び、実践する機会を創出する。」
「認知症ケアにおいて不可欠である、ご入居者ご本人の世界観を想像・受容する感性を育む。」

ことです。

■以前の認知症ケア委員会の様子は、以下をクリックしてご覧ください。
2020年2月25日【認知症ケア委員会】各ホームの取り組み共有やミニテスト、事例検討を行いました。
2020年8月5日【認知症ケア委員会】アズハイムの介護サービス「5本の柱」でもある「認知症ケア」初めて、Zoomにて委員会を行いました。

本日の委員会は、主に以下の内容で進めました。

■各ホームの取組み共有
■EBCデータと認知症ケアマニュアル活用について
■ケースワーク

各ホームの取組み共有。

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アズハイムでは、夕食後、少人数のご入居者やスタッフで集まり、お茶などを飲みながら共に語らう時間を「団欒タイム」と呼んでいます。
就寝前に、気分がリラックスした状態になり、良い睡眠をとることが目的です。

アズハイムの一ホームで派生した取り組みが、少しずつではありますが、着実に他のホームにも広がりつつあります。

EBCデータと認知症ケアマニュアル活用について。

根拠ある認知症ケアを実践することを目的に、砂金チーム長から「EBCデータ」の見方を共有していただきました。あらためて、認知症ケアマニュアル活用の必要性を認識できる機会になりました。

EBCデータとは
EBC=Evidence Based Care(エビデンス ベースド ケア)
ご入居者の、リハビリや個別アクティビティに関する実施状況や、血圧、Alb値、睡眠に関する情報など、根拠あるデータのことを言います。

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Alb値とは
Alb=Albumin (アルブミン)
血液中に含まれる、たんぱく質の一種です。栄養状態の指標であり、数値から肝臓や腎臓の異常なども分かります。

<ケースワーク>
”夕方になると「自宅に帰る」と何度も訴えるケース”を想定したグループワークも行いました。ご本人の世界観の理解を中心に、心身状態からご本人をとりまく環境をひとつひとつ紐とけるように皆で話し合いました。

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研修参加者の声(レポート)

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◼️他ホームの認知症員会としての取り組みや課題を知ることができました。不思議とやっている取り組みや課題が似ているホームも多く、同じ改善策を共有したりできるのではないかと感じました。また、 EBCデータというものを初めて聞いて、それを元に認知症ケアマニュアルを活用すれば良いのだと知ることができました。
■自分のホームで取り組んでいる認知症ケアに自信を持つことも大切だと感じました。

◼️ナイトケア前に足浴をされたご入居者は、眠りSCANで確認すると眠れている確率が高いという話が興味深かったです。
◼️同じ職場内での話し合いでは共感が多いですが、他ホームの意見を聞くと、そういう捉え方もできるのか、という気付きがありました。
◼️「説得させるのではなく、納得するように話しかけているか?ご入居者に興味を持っていただける言葉を探す。」この言葉を大切に、自分の力にしていきたいと思います。
◼️複数のホームが、夜(ナイトケア)の時間を大切にしていることがわかりました。団欒タイムの活用であったり、足浴・ハンドマッサージを行うといった睡眠をサポートする取り組みを、自分のホームにも取り入れていきたいです。

研修担当者の声

これからも、ご本人の世界観を想像・受容する感性を育みつつ、EBCデータ、認知症体験共有シートを活用しながら根拠ある認知症ケアの実践に取り組んでいきたいと思います。

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